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 一口に頭痛といっても様々なタイプがある。今回紹介するのは、肩や首、背中などがこっている緊張性の頭痛に有効な解消法だそうだ。

 肩や首がかっちかちに固くなっている人は顎(アゴ)の筋肉も固くなっている人が多いという。頭痛と顎の筋肉には関連性があるというのだ。

 顎の咬筋(咀嚼筋の一種)をマッサージするだけで、このタイプの頭痛なら10秒程度で緩和することが可能だという。

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咬筋と頭痛の関係

 咀嚼筋の一種である咬筋は、顎の骨と頬の骨をつなぐけっこう分厚い筋肉で、噛むという行為に重要な役割を果たしている。

 歯を食いしばると、当然ながら、この咬筋が固く引き締まる。これは普通に起こることだが、なぜこれが頭痛を引き起こすのか? 

 固く緊張した顎が引き金になって、頭や首、後頭部下部など、頭蓋骨下のべつの筋肉グループや、前側と中間の斜角筋の動きを制限するという連鎖反応を起こし、その力がひどい頭痛の原因になっているという。

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咬筋の見つけ方
・上下の歯がぶつからない程度に口をあけたまま、唇を閉じる
・両手の指を、両頬骨の下のくぼみに置く
・指を置いたまま歯を噛みしめる。
・押し当てていた指が盛り上がったところが咬筋となる

咬筋マッサージの方法

 指の腹や関節を咀嚼筋に当て、できるだけ大きく口を開けて、閉じるだけ。これを筋肉がほぐれるまで繰り返す。それだけだ。

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 始めは、一日に数回これを行うとよいそうだ。特にストレスを感じて、歯を食いしばっていると感じるときにやるとよい。

 頭痛を和らげるだけでなく、顎関節もリラックスできるそうだ。

 もちろん個人差もある。頭痛のタイプによっては効かない場合もあるが、試してみて効果がでるようであれば、簡単に頭痛を緩和させることができるだろう。

References:How to Relieve a Tension Headache in 10 Seconds, According to a Physical Therapist/ written by konohazuku / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52268544.html
 

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