▽今年最後の国内主要タイトルとなる第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝が9日に埼玉スタジアム2002で開催。1-0でベガルタ仙台を退けた浦和レッズが優勝で飾り、来シーズンのACL出場権を獲得した。

▽優勝した浦和のMF阿部勇樹が試合後のミックスゾーンで取材陣に応対。試合を振り返り、涙した理由を明かした。

◆MF阿部勇樹(浦和レッズ)
──前半から我慢の時間が長かったと思うが
「仙台が凄く良い入りをしたと思うんですが、その中でも慌てずに徐々に自分たちのペースに持っていければいいかなと思って居ました」

「何回打ったらあれが入るのかなという様な凄いシュートをウガ(宇賀神)が決めてくれたので、先に点を取ることが重要だと思っていたので入って良かったなと」

「そのあとは仙台も得点を取りに来て難しい試合でしたが、耐えるときは耐えて、ゲーム中もみんながそれぞれ話して居ました。そういったことをもっと増やしていければ、今年は試合が終わったのであれですが、来シーズン以降はもっと良い試合ができるかなと思います」

──今日は先発して、メンバーも変わっていた試合だったが
「どのメンバーが出てもやっていかなくてはいけないですし、今年いるメンバーでやるのは今日が最後なので、ラストのつもりで戦いました。最後にみんなで大勢のサポーターの方も含めて喜べて良かったと思います」

──どのポジションで出るか定まらない試合だったと思うが準備などは
「特別なものはないです。おとといは風呂に入って、サウナに入りましたし(笑)」

──ハーフタイムにスタジアムの雰囲気を確かめて居た様だったが
「前半終わっただけでまだ何も終わってないから。後半の入りですぐに失点してしまった試合もあったので、相手も来ると思って居ましたし。深呼吸してスタジアムの雰囲気を感じて落ち着きたいなという感じでした」

──試合後は泣いていた様にも見えました
「優勝できたので。前回決勝に行ったときは負けて優勝したチームを見ていたので。今回は優勝して、あの時のことを思い出して、リベンジできたので嬉しかったですね。ここ数試合もその前も、多くサポーターが大原に足を運んでくれて、横断幕張ってくれて、ここ日本なのかな?という雰囲気を出してくれました」

「サポーターの方と浦和レッズが一緒になれば、抑え切れないぐらい大きなチームになると思っているので、そういった意味で今日の結果は大事でしたし、お互いにとって最高の結果になったと思います」

──オリヴェイラ監督と仕事をしてみていかがですか
「難しいシーズンの1つではあったかなと思いますが、その中でもチームの目標は変えずにやって来たので。勝って終わるのと負けて終わるのは違うと経験して来ました。勝って終わって良かったです」

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