ミランは9日、セリエA第15節でトリノをホームに迎え、0-0で引き分けた。

▽前節パルマ戦を幸運なPK弾で逆転勝利した4位ミラン(勝ち点25)は、4日後にヨーロッパリーグ決勝トーナメント進出を懸けたオリンピアコス戦を控える中、イグアインが2試合の出場停止から復帰し、アバーテが引き続きセンターバックでの起用となった。

▽6位トリノ(勝ち点21)に対し、フラットな[4-4-2]で臨んだミランは2トップにイグアインとクトローネ、中盤右にスソ、左にチャルノールを配した。

▽そのミランがトリノのハイプレスを受ける立ち上がりとなると、5分にピンチ。左クロスに合わせたファルケのゴール至近距離からのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKドンナルンマビッグセーブで凌いだ。

▽その後もハイプレスを受けるミランは17分にもピンチ。ボックス左まで侵入したリンコンのクロスをベロッティにボレーで合わせられ、ひやりとさせられた。

▽序盤のピンチを凌いだミランイグアインのポストプレーを起点に反撃を窺うと33分、イグアインとクトローネが立て続けにシュートを浴びせていったが、クトローネの枠を捉えたシュートはGKグリクにセーブされた。

ハーフタイムにかけても主導権を握りきれなかったミランは41分にイグアインのボールロストからベロッティにコントロールシュートを許すも、ここもGKドンナルンマが好守で凌ぎ、前半をゴールレスで終えた。

▽迎えた後半もペースを掴めず、膠着状態が続くミランは、71分にチャルノールに代えてカスティジェホを投入。攻撃を活性化させると、終盤の81分にチャンス。カスティジェホのパスを受けたスソがボックス右に侵入して右足でシュートしたが、枠を捉えきれなかった。

▽さらに87分、ビッグチャンス。FKの流れからゴール前で混戦となり、ボックス中央のクトローネがルーズボールを拾ってシュート。しかし、枠の右に外してしまった。結局、ミランはスコアを動かせずにゴールレスドロー。勝ち点1を積み上げるに留まった。

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