スタンダールのメキシコ代表GKオチョアを交わし先制ゴールを決めて今季10点目

 ベルギー1部シント=トロイデンのMF鎌田大地は、現地時間8日のリーグ第18節スタンダール・リエージュ戦(1-1)に、日本代表DF冨安健洋とともにスタメン出場。強豪相手に先制ゴールを決めたが、飛び出してきたGKを交わしたプレーが地元メディアから「ハンサムフェイント」と称賛されている。

 シント=トロイデンの苦戦が予想されたが、鎌田が強豪スタンダール相手に牙を剥いた。

 0-0で迎えた前半45分、左サイドからのパスを右足を伸ばして受けた鎌田は、ファーストタッチで相手マーカーを置き去りにすると、そこからスムーズにペナルティーエリア内に侵入して相手GKと1対1に。前に飛び出してきたメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアも落ち着いてかわす余裕を見せ、ゴールへと流し込んだ。

 鎌田これで今季10ゴール目。しかも、ワールドカップ出場4回を誇るオチョアを交わしての先制弾は、現地ベルギーを魅了した。ベルギーメディア「voetbalkrant」は「カマダはハンサムフェイントでオチョアを回避」とテキスト速報で伝え、ベルギー紙「De Standaard」も「ジャパニーズ・センセーションのダイチ・カマダがホームチームに先制点をもたらした」と報じた。

 12月での二桁得点到達は欧州主要リーグでの日本人選手としては最速ペース。得点ランキングでも暫定で2位タイに浮上しており、森保一監督率いる日本代表への抜擢に対する期待も日に日に高まっている。(Football ZONE web編集部)

今季10ゴール目を決めたシント=トロイデンMF鎌田【写真:Getty Images】