休日を平日の穴埋めで連れまわそうとしなくていい。一緒にいるだけでいい
普段フルタイムで仕事をしていると、休日のたびに子どもを色んな場所に連れていかなければ!と意気込んでしまうお母さん。今日は遊園地、明日は映画。来週は子ども向けのイベント参加とスケジュールがいっぱい。子どもは刺激を受けて楽しいはずです。でもお母さん自身が家に残した家事を気にしたり、少しは家でゆっくりと過ごしたいと疲れを感じているようならば、行かない方がいいのです。子どもはどんな遊び場よりもお母さんとゆったりと過ごす時間を望んでいます。


何でも遊びに変える天才!遊ぶものを過剰に与えないことが脳と感覚を育てる
実は子どもたちは、大人が“こんなもので楽しいの?”と思うような身近なもので夢中になったり、遊びにかえる才能を持っています。お母さんが洗濯物を干している隣で洗濯ばさみをつなぎ合わせてタワーに見立てたり、分別ゴミに出そうと思っていたペットボトルで工作をしてみたり。そんなときは大人が想像する以上に集中力と発想力を働かせています。ほんの数分でも“何に使えるかな?”と頭の中がテーマパークへ行ったような興奮状態になっています。


受動的な遊びから、能動的な遊び感覚を育てるにはゼロからの発想が最も有効
映画を観たり水族館や動物園で様々な生き物を見たりすることはとても大切です。本ではできない体感です。でも刺激を与え続けられる受動的な遊びばかりを経験していると、創意工夫をして楽しむ力、思考力、想像力が鍛えられません。何もないところから試行錯誤して自分が楽しいと思える遊びを創り出すことが子どもにはとても大切な学びの過程です。


“どこ”で過ごすかではなく“どんな時間”を過ごすかに重きを置いてみて
普段は忙しくてついつい時間に追われているからこそ、お母さんも休日は頑張ることを一旦休めてみてください。子どもと一緒にお昼寝したり、子どもがどんなものに興味を示しているのかじっくりと観察してみてください。お母さん自身が心休まる時間を過ごしているときこそ、子どもにとっての本当の休日なのです。一緒に大きな声で笑ったり、子どもの目線に合わせてみた景色は、どんなテーマパークで過ごす時間よりもハッピーな休日になりますよ。


今日の1日1成長
お母さんと豊かに過ごす時間こそが子どもが1番望んでいる幸せです子どもの発想力も1成長、お母さんの脱力も1成長。森みきこ(文)むらたますみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press