エスパニョール戦で1得点を決めた翌日に大失態

 バルセロナフランス代表FWウスマン・デンベレが、またしてもピッチ外で“やらかして”しまった。自身がゴールを決めたリーガ・エスパニョーラ第15節エスパニョール戦翌日の練習に大遅刻してしまったと、スペイン紙「AS」が報じている。

 デンベレはエスパニョール戦の前半26分、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのボールキープからパスを受けると、ダイナミックな切り返しから今シーズン5ゴール目をマークした。1億500万ユーロ(約135億円)もの移籍金で加入した昨季から今季序盤戦にかけては、その潜在能力を持て余していたが、ようやくバルサのメカニズムの中で噛み合いつつある。

 しかしそんなデンベレだが、翌日のトレーニングでうっかり“悪癖”が出てしまったようだ。練習開始時間からなんと2時間も遅れて到着してしまい、地元ラジオ局「RAC1」によればクラブのテクニカルスタッフに謝罪し、最終的には一人でトレーニングすることになったという。

 デンベレが規律厳守を破ったのは、これが初めてではない。数週間前、デンベレは無断でトレーニングを欠席し、エルネスト・バルベルデ監督はデンベレを見つけるまで5時間以上もかかった。その直後に行われたリーガ第12節のベティス戦(3-4)は、デンベレをベンチ外にして猛省を促した。

 しかし再び規律違反を犯したことによって、デンベレの立場はまたしても厳しいものになるだろう。現地時間11日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節のトットナム戦が控えているものの、同紙によればベンチ入りするかはまだ分からないのだという。徐々に戦力になってきたこのタイミングでの失態は、バルベルデ監督も頭を悩ませているところだろう。(Football ZONE web編集部)

バルサFWデンベレ【写真:Getty Images】