ANA国際線機内食で提供される3種類の「ご当地カレー」が、「機内食総選挙」で決まりました。

6回目の総選挙は「ご当地カレー」

ANA(全日空)が2018年12月8日(土)と9日(日)、ANAケータリングサービス川崎工場(川崎市川崎区)で「ANA機内食総選挙2018」の試食会を実施。両日とも抽選で選ばれた約40人が参加しました。

機内食総選挙」は、ANAが2013(平成25)年から毎年実施しているもの。インターネット投票により機内食メニューを決めるもので、今年で6回目。「お客様とともに創る機内食」という思いから実施しているといいます。

今回の候補メニューは、中国・四国9県それぞれの食材を使用した9種類の「ご当地カレー」です。10月19日(金)から28日(日)までANAの特設サイトで投票が募られ、総投票数は2万8593票。第1位は9405票を獲得した徳島県の「フィッシュカツと蓮根カレー」、第2位は8400票の鳥取県「大山どりのカツカレー」、第3位は3255票の岡山県牡蠣醤油のシーフードカレー」でした。

上位3種類のカレーは、すべてご飯の上にルーがかかっています。ご飯とカレーを分けた場合、どちらかが残ってしまうことも考えられるため、とのこと。ちなみに、ご飯が水分を多量に含まないように、ルーは固めに仕上げているそうです。

この「機内食総選挙」で選ばれた3種類のメニューは、2019年3月から5月まで、日本発の国際線プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスで提供されます。詳細は2019年2月ごろにANAのウェブサイトで発表される予定です。

今回行われた試食会の参加者は、インターネット投票をした人のなかから抽選で選ばれました。応募総数は約2700件で、33倍の倍率だったそうです。なお試食会と合わせて、川崎工場の見学も行われています。

「ご当地カレー」をプロデュースしたシェフたち(2018年12月9日、伊藤真悟撮影)。