canada1

image credit:Twitter

 カナダバンクーバーにある中山公園(孫文中国庭園)は、「中国革命の父」と呼ばれる孫文を記念して造られた本格的な明朝様式の庭園である。

 カナダとは思えない中国ライクな風景が広がる美しい観光スポットで、恐ろしい殺傷事件が発生したという。

 海から数百メートルの距離を移動してきたカワウソ容疑者が、公園内の池で飼育されていたコイ10匹を殺害。現在もなお逃亡を続けているのだ。

―あわせて読みたい―

カワウソ2匹にストーカーされぎみなトラの子、タジタジの構図。
カワウソを学ぼう!カワウソに関する12の面白事実
カワウソの「か」はかしこいの「か」。知育玩具で一人遊びするカワウソ
カワウソだって遊びたい。雪の上でカワウソのズサーッ!!
カワウソのあんぐりがかわいかったので、コラ職人ちょっとだけがんばる

1週間以上も園内をうろついていたカワウソ容疑者

 カワウソ容疑者が中山公園に現れたのは11月下旬。それから1週間以上も公園内をうろつきまわったと見られ、池の中にいたコイ10匹を次々にたいらげた。

 野生動物の専門家により罠が仕掛けられたが、それらを巧妙に避けるほどには賢かったようで、現在もなお逃走中だ。

canada4

image credit:Twitter

 中山公園の広報担当者、デビー・チュンさんは
一時、公園を閉鎖するなど大騒ぎとなった。我々にとってとても悲しい事件だが、同時になんとか希望を持とうとしている
 と語る。

canada2_e

image credit:Twitter

残されたコイたちはバンクーバー水族館にお引っ越し


 この事件を受けて中山公園のスタッフは、カワウソ容疑者の魔の手を逃れたコイ4匹を捕獲してバンクーバー水族館に移すことを決めた。

 しかし、これがかなり大変な作業だった。池は広く、水は濁っており、またコイがものすごく警戒していたためである。

 コイはカワウソ容疑者に食べられまいとしているのか強いストレスを感じている様子で、普段は食事の時間に鐘を鳴らすと集まってくるのにまったく反応しなかったらしい。

canada3

image credit:Twitter

 地道に頑張っていたが無理っぽいということで、排水して水位を下げてコイを捜索。捕獲されたコイたちはバンクーバー水族館で元気いっぱいに泳いでいるそうだよ。

 なお、逃亡中のカワウソ容疑者の行方は依然不明で、公園では厳戒態勢がしかれている。

References:CBC / Twitterなど / written by usagi / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52268467.html
 

こちらもオススメ!

―動物・鳥類についての記事―

小さくたってプレデター。不機嫌なボブキャットの子猫を野生に帰すのは大変なお仕事です!
10匹のコイを殺傷したカワウソ容疑者、現在も逃走を続けており厳戒態勢がしかれている模様(カナダ)
「大丈夫?目が回らないかしら?」 大親友のテディベア(ぬいぐるみ)が洗濯機で回されているのを心配そうに見守る犬
人間の大人が怖い!飼い主との距離をキープし続ける犬
運河で迷子になってしまった犬。窮地を救ったのは野生のイルカたちだった(アメリカ)

―知るの紹介記事―

ある寒い日、正式にホームレスになったという男性がバスに乗ってきた。バスの運転手のやさしさが男性の運命を変えた。
10匹のコイを殺傷したカワウソ容疑者、現在も逃走を続けており厳戒態勢がしかれている模様(カナダ)
内気な人ほど、お酒を飲んだ後の気持ちの落ち込みがひどい(英研究)
3000年前の呪術師だった可能性。奇妙なタトゥーの入った女性のミイラの正体が明らかに(エジプト)
「悪い子は食うにゃ!」アイスランドに伝わる恐怖のクリスマスキャットとは?
10匹のコイを殺傷したカワウソ容疑者、現在も逃走を続けており厳戒態勢がしかれている模様(カナダ)