ヘヴィユーザー向けのプレミアムモデルが続々リリース

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2018年秋のスマホ市場は、高価格モデルが豊作となった。3モデルがリリースされたiPhoneは、最も安い『iPhone XR』の64GBモデルでも9万1584円で、最上位の『iPhone XS Max』の512GBモデルは17万7984円。もはやノートパソコンと肩を並べる価格に達している。もっとも、実際にパソコンに匹敵する性能を備えるモデルが増えているので、妥当な価格設定と言えなくもないのだが。
iPhoneに対抗するAndroid勢も超ハイエンドモデルが続々登場。大ヒットを狙うものではなく、ヘヴィユーザーやマニア層に向けたモデルが中心で、フツーのスマホでは満足できない人に向けた “プレミアムモデル” という位置づけだ。Googleが満を持して日本市場に投入する『Pixel 3』『Pixel 3 XL』もそうした選択肢の1つ。1台を長く使い続ける傾向が強くなっている中、プレミアムモデルの需要は、今後じわじわと高まりそうだ。

No.1
パワフルなA12 Bionicを搭載する史上最強のiPhone


アップル
iPhone XS Max
実勢価格:13万4784円(64GBモデル)~

iPhone史上最大の6.5型のディスプレイを搭載。パフォーマンスを大幅に向上させたSoC「A12 Bionic」を搭載し、リッチなARコンテンツをストレスなく楽しめる。カメラのHDR性能や、顔認証「FaceID」の性能が向上していることも魅力。性能は5.8型の『iPhone XS』とほぼ同等だが、XSにはない「拡大表示」にも対応しており、画面上の文字の視認性を重視する人にも最適。

No.2
自慢したくなるカメラの電動スライド機構


OPPO
Find X
実勢価格:12万830円

カメラが必要な時にだけスライドして出てくる機構を採用。その独自ギミックだけでも、満足感を得られること必至。カメラは前面が2500万画素、背面が2000万画素+1600万画素。Snapdragon 845、8GBメモリを搭載するなど、ハードウェア仕様もトップ級。6.4型(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイは93.8%の画面占有率を誇る。高級感あふれるボディデザインも魅力だ。

カラバリはワインレッドとサイレントブルーの2色。
3Dの顔認証に対応し、ロック解除の際にもカメラが自動でスッと出てくる。

No.3
手書きのアナログの操作でITのメリットを享受する


Galaxy
Galaxy Note9
実勢価格:8万5536円(NTTドコモ機種変更時)

約6.4型の大画面をペンで操作できる唯一無二のモデル。6GBメモリや4000mAhのバッテリー、約1220万画素のデュアルカメラなどのハイスペック設計に加えて、おサイフケータイワンセグ・フルセグ、防水・防塵、ワイヤレス充電にも漏れ無く対応。内蔵のSペンは新たにBluetooth接続によるリモコン機能を搭載し、カメラの遠隔シャッターとしても使える。

Sペンは本体に収納するだけで、約30秒でフル充電でき、紛失の心配もない。アナログのペンと同じような書き心地だ。

No.4

Essential
Essential Phone PH-1
実勢価格:4万9680円

Androidの生みの親といわれるアンディ・ルービン氏が手がけたモデル。フレームにチタン合金、背面パネルにセラミックを使用し、リッチな質感と堅牢性を両立。アメリカで2017年秋に発売されたモデルだが、日本ではレア度が高い。最新のAndroid 9を使えることもアドバンテージ。

No.5

Google
Google Pixel 3 XL
実勢価格:11万9000円(64GBモデル)~

Googleが自社ブランドで展開するハイエンドモデル。先進的なHDR技術により、どこでもキレイに撮れるアウトカメラと、標準+広角のインカメラを搭載。カメラを向けるだけで知りたいことを検索できる「Google レンズ」もいち早く利用できる。

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「安かろう、悪かろう」は今や過去の話。世の中には安くても、わりとしっかりしたモノがあふれている。それはもちろん、良いことだ。しかし、今回はあえて、高額プレミアム商品をピックアップ!日々の暮らしをより良いものにしてくれる、その“価値”とは?

※『デジモノステーション』2019年1月号より抜粋。

text村元正剛(ゴーズ)
(d.365
掲載:M-ON! Press