日本肢体不自由者卓球協会 (本社:東京都港区、会長:畠山講史郎)は、PARA PINGPONG TABLE|カタチにとらわれない卓球台(以下、パラ卓球台)の特設サイト公開を記念して、パラ卓球台の制作秘話がわかる動画を公開いたします。
パラ卓球台とは、通常は長方形の卓球台が、パラ卓球台の場合、丸くなっていたり、左に長くなっていたり、縦に長くなっていたり様々な種類があります。実は、パラ卓球の選手がプレーした時、障がいによって違った大きさに感じているからです。パラ卓球選手が自身の障がいと向き合い、自分から卓球台がどのように見えるかを具現化いたしました。

 選手にインタビューを行い、卓球台にするまでの制作過程を収めた動画となっています。卓球台は、リオ五輪公式の卓球台「infinity」を制作した卓球台・遊具メーカーの三英が制作を行っています。
パラ選手がどのように卓球台を見えているのか、それを克服するために普段からどのような戦術で戦っているのかを知っていただけたらと思います。
また、卓球台の体験を希望する商業施設やイベントスペースの募集をします。実際に体験することで知っていただければと思います。
プロダクトムービーYouTubeURL:https://youtu.be/5t8_TNNjIFY
PARA PINGPONG TABLE 特設サイト:https://jptta.or.jp/para-pingpong-table/
パラ卓球台の動画制作過程は動画を通じて確認できます。
■動画詳細
 あなたから見える卓球台はどんなカタチをしていますか?の問いに「ネットがものすごく遠く感じます。」と答える茶田選手のインタビューから始まります。
車イスでプレーをする茶田選手は「卓球台にしたら、自分のコートがすごく長くなる感じですかね。」とコメント。
続いて八木選手のインタビュー。両手が伸ばすことが出来ない八木選手は、卓球台が「下が丸く大きくなっている。」と感じるそうです。

 岩渕選手にもインタビュー。岩渕選手「僕は左足のふんばりがきかないというところで、左側に動かされた時に卓球台が遠く感じています。」

選手にそれぞれが見える卓球台をスケッチしてもらい、「これは選手が感じている世界を再現した卓球台」として選手とともに卓球台のスケッチが映し出されていきます。
 選手のインタビューが終わった後、パラ卓球台の制作が始まります。今回は、岩渕選手・茶田選手・八木選手の卓球台を制作しました。職人達の卓球台へのこだわりが詰まった内容になっています。

「全部で20種類ぐらい、各30個ぐらいのプロトタイプを作りました。造形としての美しさを担保しつつも、競技用卓球台としての規定をクリアしたデザインになっています。」と話すのはQUANTUMプロダクトデザイナーの門田氏。

「この卓球台ですが、リオと同じ技術が使われています。板の層を9層、より反りにくい天板というのを作っています。」そう話すのは、リオ五輪の卓球台を制作した三英の吉澤氏。

「世界中の人がパッとみてわかるアイコンづくりがしたかった。」そう話すのはTBWA\HAKUHODOの浅井氏

様々な人の思いが詰まった卓球台が完成し、選手がプレーしています。この卓球台は「不自由はある。不可能はない。」という思いが詰まっています。

 今回、パラ卓球台を実際に体験したい商業施設や学校を募集いたします。体験してみたい方はお問い合わせ窓口よりご応募ください。


■応募期間:2018年12月7日~2019年3月31日まで
■応募条件:首都圏の商業施設・イベントスペース
■応募方法:tateishigakubuchi@gmail.com (担当:立石)
■注意事項:
使用する目的、場所、希望期間、どういった方に向けて、どのようにお使いいただくのか明記の上、ご応募いただければと思います。担当者よりご連絡させていただきます。

配信元企業:一般社団法人 日本肢体不自由者卓球協会

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