草なぎ剛が主演を務める音楽劇『道』が12月8日、東京・日生劇場で幕を開けた。本作はフェデリコ・フェリーニ監督によるイタリア映画『道』(1954年)の舞台版である。1984年に文学座が「ジェルミーナ」のタイトルで舞台化しており、今回はゲイブ・マッキンリーの脚本をデヴィッド・ルヴォーが演出している。

主人公の粗暴な大道芸人ザンパノ役を草なぎ剛、貧しい家族のためザンパノに買われて芸の助手となり旅に出るジェルミーナ役を蒔田彩珠が演じるのをはじめ、キャストには海宝直人、佐藤流司、池田有希子、石井咲、上口耕平、フィリップ・エマール、岡崎大樹、金子大介、鹿野真央、土井ケイト、西川大貴、橋本好弘、春海四方、妃海風、安田カナといった顔ぶれが並ぶ。

音楽劇だけにミュージシャンの存在も大きい。クレジットによるとキーボードを江草啓太、フルートウインドシンセサイザーEWIを坂上領、トロンボーンを湯浅佳代子、パーカッションを高良久美子、BUN Imai(一部公演)、ドラムスを堀越彰、丹寧臣(一部公演)が主に担当する。

そんななか、ビッグバンド東京ブラススタイルに在籍したこともある湯浅佳代子が12月8日、SNSに「初日祝 草なぎ剛」と書かれた“のし”とともに「初日を無事に迎えられました。ロングカーテンコール。涙がちょっと滲みました」とツイートしている。

さらに「ここにたどり着く前に 11月から長い長い道のりがありました。バンドチーム一丸となって音楽劇 道 支えたいと思います」と感慨深くつぶやき、「そして、音楽チーム ボス! 江草啓太さんに大きなリスペクト。あと25公演!」と力を込めた。

また、江草啓太も「鳴り止まない拍手の中、無事に初日が終わりました。キャスト、スタッフ、そしてバンドメンバー、素敵な皆様と稽古からここまで駆け抜けてきました。このまま千秋楽まで走り続けます」とツイートしており、「湯浅さん、トロンボーンの他にフルートキーボードも。頼りにしてます」と返信している。

舞台で演じることはないが、音楽劇『道』を完成させようとの思いは役者と同じなのだ。そんなバンドチームのサウンドにも注目しながら観劇したい。

画像は『新しい地図 2018年12月8日付Instagram「音楽劇『道』いよいよ8日開幕!」』『湯浅佳代子 2018年12月8日付Twitter「初日を無事に迎えられました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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