2戦合計5-3でリーベルが優勝 スタンドではグリーズマンイカルディら大物が観戦

 南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス決勝、リーベルプレート対ボカ・ジュニアーズは運命の第2戦がファンの暴動によって二度も延期する事態となったが、現地時間9日に中立地のスペインマドリードでようやく開催された。延長戦の末、3-1で勝利を飾ったリーベルが2戦合計スコア5-3で王座に立った。試合の行われたサンチャゴ・ベルナベウのスタンドに豪華スターが集結したことで話題となっている。

 アルゼンチンの名門同士の一戦ということもあり、やはり同国のスター選手が勢揃いしていたことを、スペインメディア「Invictos」の公式ツイッターが紹介。特に、バルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが長男のチアゴくんを連れて登場した際にはスタジアムに大歓声が上がった。

 インテル副会長の務めるハビエル・サネッティ氏や同クラブのエースFWマウロ・イカルディアトレチコ・マドリード指揮官であるディエゴ・シメオネ監督、ユベントスのFWパウロ・ディバラ、リーベル出身のエステバン・カンビアッソ氏などアルゼンチン出身のスターが続々とベルナベウを訪れている。

 その他にもバイエルンコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスやアトレチコのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンスロベニア代表GKヤン・オブラク、ユベントスイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチや同DFジョルジョ・キエッリーニなど多くの選手の姿があった。グリーズマンはボカのユニフォームを着て試合を観戦する熱の入りようだった。

 レアル・マドリードプレー経験がある元オランダ代表MFウェズレイ・スナイデルもインスタグラムでかつての本拠地ベルナベウを訪れたことを報告。インテル時代に同僚だった日本代表DF長友佑都ガラタサライ)とは親友としても知られる司令塔もいちファンとして試合を満喫したようだ。

 今回の決勝第2戦はリーベルファンの暴動により、アルゼンチン国内での開催は二度にわたって見送られるなど物議を醸したが、異例のスペイン開催となった伝統の「スーペル・クラシコ」は多くのスター選手をも魅了したようだ。(Football ZONE web編集部)

リーベル対ボカの第2戦は現地時間9日にマドリードでようやく開催された【写真:Getty Images】