キングコング・梶原雄太

お笑いコンビ・キングコングが9日に自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。物議を醸した『M-1グランプリ2018』(ABC・テレビ朝日系)について不満を語り、話題になっている。

 

■「実際見て面白いのに…なんかハネてない」

梶原雄太は、番組の演出についての不満を吐露する。ことしは午後6時34分から3時間半にわたって放送されていたが、「(番組が始まってから)ネタ始まるまでに1時間くらいあんねん」と指摘。ルール説明や審査員紹介、コンビの出演順を決める「笑神籤(えみくじ)」など段取りが多いことから会場の雰囲気が重くなってしまったと語る。

前評判では「今回の『M-1』が歴代1番面白い」との声も聞き、期待していたが「実際見て面白いのに…なんかハネてない。なんで? なんで?」と驚いたようだ。「お客さんは絶対悪いお客さんじゃないのよ」と観覧客の質は悪くなかったとし、普段は笑う客すらも会場の重い空気に飲まれていたと推測。

そして、その理由を突き詰めると、やはり番組放送からネタ開始までの重々しい空気作りが原因だと指摘した。

 

■番組が上沼に話を振りすぎ?

また、しらべぇ既報のとおり上沼恵美子の審査に疑問の声があがっていたが、梶原は「絶対的に、好き嫌いを出したい方じゃないんですよ」と擁護。

しかし、見られ方によっては誤解されてしまう面もあるとし、それを過剰に拾い上げたのがとろサーモン久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智だったと語る。

上沼といえば、昨年にマヂカルラブリーに毒舌を吐いたことで大いに盛り上がっていたが、番組側もこれに味をしめてか上沼から意見を聞き出そうとしすぎていると指摘。「いうても(上沼に話を)振りすぎやと思うもん」と不満を語る。

一方で相方の西野亮廣は「でも視聴者的には見たいわけもね。ちょっと酷評されてるところを」と演出意図に理解を示した。

■「なるほど」「たしかに不快だった」

梶原の発言を受け、動画には視聴者から称賛の声が相次いでいる。

「あー! 納得! M1楽しみにしてたけど、仕事で押してて最初みれないかも!? って思ってたら全然始まってなくてびっくりしたもん」

 

「去年のマジカルラブリーの件が話題になったから、今年も! みたいな感じで番組が狙ってたのは見てて確かに不快だったな」

 

「なるほど…だから今回はこんなに空気が重かったんですね」

 

「オープニングは本当に長かった。梶原さんの言う通り、漫才師のためのM-1であって欲しいな」

 

■『M-1』への愛情が強いがゆえに…

梶原が毎年『M-1』を見ていることに驚いた西野だが、梶原は「だって面白いもん。好きだもん」と即答。面白い番組が少なくなってきた昨今、『M-1』は「テレビの前に陣取って『よっしゃ、見るぞ!』」となる数少ない番組のひとつだという。

さまざまな不満を語った梶原だが、「演者を大事にしてほしい。漫才師を大事にしてほしい…」との思いからくるよう。カジサック名義で投稿している動画でもたびたび『M-1』の話をしているが、それだけ「M-1愛」が強いということなのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ

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