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このほどイギリスで、ダッシュカム(ドライブレコーダー)に捉えられたショッキングな映像がメディアで公開された。カメラには信号を無視して横から飛び出してきた男児が走行中の車に撥ねられ、さらにはすんでのところで別の車に轢かれそうになった瞬間が収められており、思わず息をのむ。幸いにもこの男児は軽傷で済んだようだ。『Mirror』『The Sun』などが伝えた。

12月7日の午後3時半頃、ノッティンガム市内を走行中の車に設置されたダッシュカム(ドライブレコーダー)が衝撃映像を捉えた。

ドライビング・インストラクターのクリストファー・リーさんは、運転練習者の女性に運転させて帰路につこうとしていた。2車線の道路左側を走っていた運転練習者の女性は、手前に見えた信号が青だったためそのまま走行しようとしたが、横断歩道の赤信号を無視して男児が道路に飛び出してきた。

運転していた女性もリーさんも慌てて急ブレーキを踏んだが間に合わず、ボンネットに体当たりした男児の体は宙を舞い回転し、隣の車線に転がった。その瞬間、別の車が走って来たが男児の体がすんでのところで止まったため、車に轢かれることはなかった。その後、すぐに立ち上がった男児は道路脇へと走って避難した。

2013年からインストラクターをしているというクリストファーさんは、この恐怖の瞬間について次のように語った。

「実習がちょっと遅れてしまい午後3時半には戻らねばなりませんでした。ちょうどあと数分のところで駐車する場所へ戻るところだという時に、この事故が起こったのです。制限速度40マイル毎時(約64.3km/h)の道路でしたが、運転練習者の女性はそこまでのスピードを出していませんでした。ですが突然、横断歩道から男児が飛び出してきたのです。家族が横断歩道に近付いて来たのはわかったのですが、ちょうど道路脇に生えていた木が陰になって、家族の後ろから男児が走り出てくるのが見えず、気付いた時には男児はもう道路に出ていました。あっという間の出来事で、急ブレーキをかけたのですが間に合いませんでした…。更に男児は私の車にぶつかった後、走行して来た別の車にも撥ねられそうになったのです。」

クリストファーさんによると、救急車クリストファーさんたちの車の後ろをちょうど走っていたために、すぐに救急隊員が男児を診てくれたそうだ。その数分後にも別の救急車が駆けつけ、救急隊員は男児に異常がないか確認した。幸いにも男児はほんのわずかな軽傷を負っただけだった。

クリストファーさんは、「偶然にも私が教えていた女性は、医療を学んでいる学生でした。彼女は救急処置の仕方も知っており、子供が救急車の中へ入る準備をする前にもテキパキと処置を手伝っていました」と話している。

このニュースを知った人からは、「あまりスピードを出していない車にぶつかったから軽傷で済んだのであって、まさにラッキーだったよね」「信号が赤の時には止まるように躾けていない親が悪い」「親は何をしていたの? 子供を危険に晒した罪として親を罰するべきでしょう」「まだこの子はお迎えが来る時期じゃなかったんだね。だから助かったんだよ」「ダッシュカムを付けていたことでドライバーも救われたよね。でないと、警察や親にどんなふうに非難されていたことか」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年12月8日付「Boy cheats death TWICE after being hit by car and thrown into other vehicle’s path」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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