スパイダーマン」シリーズをもとにしたCGアニメーション映画として、新たなるスパイダーマンの誕生を描く『スパイダーマン:スパイダーバース』が、来年3月8日(金)より公開となる。このたび、本作の最新予告が解禁、あわせて吹替版主題歌をTK from 凛として時雨が手掛けたことがわかった。

【動画を見る】歪められた時空から様々なスパイダーマンたちが集結!

予告の冒頭で語るのは、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカー(声:宮野真守)だが、今回は彼の物語ではなく、マイルス・モラレス(声:小野賢章)の物語だ。ニューヨークブルックリンで暮らすマイルスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだが、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。歪められた時空から集められたのは、女性スパイダーマンスパイダーグウェン(声:悠木碧)を筆頭に、まったく異なるユニバースで活躍するスパイダーマンたちだった!

先日アメリカで映画レビューが解禁するされるや、各メディアから大絶賛を受け、映画レビューサイトのロッテントマトでは驚異の“100%フレッシュ”を獲得した本作。独創的な世界観を音楽で彩るのは、今回ハリウッド映画と初タッグとなるTK from 凛として時雨だ。主題歌として書き下ろされた新曲「P.S. RED I(ピーエスレッドアイ)」の疾走感は、新生スパイダーマンの魅力を加速させる。

スパイダーマンの映画シリーズが大好きだというTKは、今回の楽曲制作について「自分自身の意識をスパイダーマンにどれだけ溶け込ませられるか、というのが課題でした」と明かす。「ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス、そういったものをちゃんと自分の中にある葛藤と結びつけて、それをどれだけスパイダーマンの世界と繋げられるか、ということと、メッセージを込めるというところをすごく意識しました」。

TK自身がニューヨークへ行ってレコーディングしたという楽曲は、見事にスパイダーマンの世界観にマッチ。革新的な映像と興奮を誘う音楽で生まれる、新たな“スパイダーマン”の姿を、予告編でチェックしてほしい。

<TK from凛として時雨 コメント>

・本作の日本語吹替版主題歌に決定したことへの感想

スパイダーマンの話が僕のところに降ってくると思っていなかったので、すごく嬉しいですし、今回はスパイダーマンの映画としては初めてのアニメ化ということなので、自分自身もどのような楽曲を創り出せるか楽しみでした」

スパイダーマンの映画シリーズについて

「もともと、僕がバンドをやり始めるかどうかという時期に映画館に見に行きました。その当時は学生だったと思うのですが…すごく多感な時期でしたし、ヒーローものでありつつ人間の強い部分と弱い部分が同時に描かれているという作品というのが当時はあまりなく、そのシナリオ自体がすごく斬新でしたし、大好きな映画でした」

・今回制作された楽曲について

「まずは自分自身の意識をスパイダーマンにどれだけ溶け込ませられるか、というのが課題でした。ごく普通の少年が抱いている葛藤やコンプレックス…そういったものをちゃんと自分の中にある葛藤と結びつけて、それをどれだけスパイダーマンの世界と繋げられるか、ということと、言葉遊びなどで疾走感を出したり、その中にメッセージを込めるというところをすごく意識しました」

・皆様へのメッセージ

「今回スパイダーマンということで、僕もニューヨークへ行ってレコーディングをしてきましたので、その空気感をあわせて感じてもらえたら嬉しいなと思います」(Movie Walker・文/編集部)

TK from凛として時雨が吹替版主題歌でハリウッド映画と初タッグ