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けさ(11日)は、広く今季一番の冷え込みとなり、最低気温が0度未満の冬日となった所は、全国のアメダス地点のおよそ6割と、今季最も多くなりました。初氷、初霜の観測が続出しました。

0度未満の冬日 全国のおよそ6割

けさ(11日)も日本付近は寒気の影響が残りました。きのう(10日)夜から広く大陸から張り出す高気圧に覆われて雲が少なかったため、地表から熱が奪われる放射冷却が強まりました。
最低気温が、最も低かった所は北海道十勝地方の本別町で氷点下22度7分でした。そのほか0度未満の真冬日となった所は、全国のアメダス地点のおよそ6割と、今季最も多くなりました。札幌は氷点下8度8分、盛岡は氷点下6度4分、東京都心は1度4分、名古屋は1度2分、福井は氷点下0度7分、大阪は2度3分で、いずれも今季最も低くなりました。

初氷、初霜 多くの所で観測

けさ、初氷、初霜が観測されたのは以下の地点です。
初氷:高松、和歌山、奈良、京都、彦根、津、名古屋、前橋
初霜:鳥取、神戸、和歌山、奈良、京都、大阪、彦根、津、名古屋、前橋
初氷は、和歌山は平年より6日早く、そのほかは平年より遅い観測です。前橋では22日も遅い観測となりました。初霜は、神戸で平年より10日、和歌山で6日早く、そのほかは平年より遅い観測です。奈良では29日も遅く、2015年の最も遅い記録を更新しました。

冬日地点は今季最多 初氷・初霜の便り続々