2015年12月から、従業員50人以上の企業に「ストレスチェック」が義務づけられました。現代社会とストレスは切っても切れない関係です。仕事の休憩時間にはリフレッシュをかねたストレス解消に役立つ間食をチョイスして、夕方からの仕事もフルパワーで取り組みましょう。

【関連記事】腎臓内科医が教える「コレステロール値の注目ポイント」。大切なのは善玉と悪玉の比率

おすすめの間食5つ

ヨーグルト
 ヨーグルトにはアミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれ、高ぶった緊張を落ち着かせる脳内ホルモンのセロトニンの材料となります。仕事がたてこんでイライラや不安に襲われる時など、意識的にココロを落ち着かせる時間をもつことが大切です。
 ケーキや甘いものを口にいれると、一気に血糖値があがり、逆に疲れを生じることがあります。間食には血糖値の上昇を緩やかにあげて、ココロと脳の栄養になるトリプトファンを多く含む乳製品がおすすめです。

バナナ
 バナナにはセロトニンを活性化する栄養素であるトリプトファンとビタミンB6がバランス良く含まれています。アミノ酸のトリプトファンはセロトニンの原料となり、ビタミンB6はトリプトファンの代謝を助けます。
 また、バナナに含まれる炭水化物は消化吸収が早く、即エネルギーとして使われます。夕方に小腹がすいて集中力が欠けたり、活力が減ってイライラしたりするときのリフレッシュにおすすめです。

ドライフルーツ
 プルーン・いちじくレーズン・デーツなどのドライフルーツは、ストレス対策に有効なマグネシウムカルシウムを含む優秀なおやつ。仕事中疲れてくると甘いものが欲しくなりますが、ケーキやお饅頭は急激に血糖値をあげるため、眠気や疲れを生じることがあります。
 ドライフルーツは天然の甘みが楽しめて、ストレスによるカラダの酸化を防ぐ抗酸化成分が多い食材です。砂糖や植物油でコーティングしているものよりも、フルーツだけを乾燥させた種類を選ぶようにすると、フルーツ栄養素がしっかり補給できます。

ナッツ
 植物の種であるナッツには、ストレス対策に有効なビタミンB6ビタミンEマグネシウムなどさまざまな栄養素が豊富です。
 特にビタミンB6は、生理前のイライラPMS)や生理痛を緩和する働きがあります。女性特有のストレスがある時には、ナッツの中でもビタミンB6 が豊富なピスタチオピーナッツひまわりの種を選んでみましょう。これらには、自律神経の働きを高めるパントテン酸も豊富ですよ。

チョコレート
 チョコレートの苦み成分であるテオブロミンは、セロトニンの働きを活性化させる作用や、大脳を刺激して集中力を高める作用があります。
 また、チョコレートの材料、カカオに含まれるカカオポリフェノールには不安や緊張を緩める働きがあります。
 特に、ビターやダークチョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれているので、ストレス対策に効果的。でも、食べ過ぎには気をつけましょう。

間食は暖かい飲み物と一緒に

 温かい飲み物は緊張した交感神経を緩め、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にします。気持ちが張り詰めた状態が続いた時は、リラックス効果のある温かいハーブティーやコーヒーなどとご一緒に。間食でリフレッシュして、ココロとカラダにエネルギーをチャージしましょう。
 間食を我慢しすぎてストレスをためるより、リフレッシュ効果の高い間食を食べて仕事効率をうまくアップさせましょう!


「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

仕事中にリフレッシュ!ストレス対策におすすめの間食5つ