俳優のブラッドリー・クーパーが監督・主演作『アリー/スター誕生』を携えて来日し、11日に都内で開催されたジャパンプレミアに出席した。厳しい寒さに加え、雨も降る中、ファンサービスを行ない、映画のスペシャルサポーターのローラと共にステージに登壇したブラッドリーは、薄いドレスで登場したローラを気遣い、自身のコートを脱いでローラに羽織らせるジェントルマンぶりを見せ、1000人の観客を魅了した。

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 レディー・ガガとのダブル主演で、歌手になる夢を諦めたヒロインが、世界的ミュージシャンとの出会いをきっかけにスターへの階段を駆け上がっていくさまを描いた本作。ゴールデングローブ賞の主要部門にも複数ノミネートされており、オスカーにも期待がかかる。

 大歓声に迎えられ「こんにちは! ありがとうございます」と日本語で挨拶したブラッドリー。映画について「夢を追いかけること、自分の声を見つけることがどういうことなのか? この映画を見ることでみなさんが夢を見つけ、叶えるきっかけになればと思います」と呼びかけた。

 ローラは通常運転の“タメ口”モードで映画を絶賛。現在、LAに在住し、ハリウッド映画にも出演するなどスターへの道を進む自身と劇中のアリーが重なるのでは? という問いに「うれしい! そう思う?」と満面の笑み。映画を見て「“ローラ泣き”したの! 泣く予感がして、(ハンカチを忘れて)トイレットペーパーを持って行ったの。ボロボロ泣いちゃった」と明かす。

 ブラッドリーは、劇中の歌唱シーンは全て自ら歌唱しているが「いままで、歌ったこともピアノやギターを弾いたこともなかったけど、時間をかけて努力して作っていきました」と語り、ローラブラッドリーの言葉に驚いたようで「すごく心に響いてきた」と称賛。コートを掛けてくれたブラッドリーに「優しい! ジェントルマン!」とメロメロだった。

 また今回、残念ながら来日できなかったガガからはビデオメッセージが到着。ガガは「この映画は、私の人生を変えました」と語り、さらにサプライズで日本のファンを抽選でラスベガスで開催される彼女の公演のリハーサルに招待すると発表し、会場は大歓声に包まれた。

 映画『アリー/スター誕生』は、12月21日公開。

映画『アリー/スター誕生』ジャパンプレミアに登場したブラッドリー・クーパー クランクイン!