日本サッカー協会(JFA)は11日、各日本代表の2019年における年間スケジュールを発表した。

▽会見に出席したSAMURAI BLUEU-22日本代表を兼任する森保一監督は、まずアジアカップコパ・アメリカを控えるA代表に関して、抱負を述べた。

森保一監督(日本代表、U-22日本代表)
「まず、両チームの抱負を述べなければいけないところで、A代表のサムライブルーの活動に触れさせていただきます」

「来年の活動においては、アジアカップでタイトルを獲ることを目標にして、我々は取り組んでいます。その前に、私が監督になってから、キリンチャレンジで今年の9月、10月、11月と素晴らしい対戦相手に恵まれて、我々はアジアカップに向けて強化することができました。ロシアワールドカップで経験をしていたり、そして新たに日本代表の歴史を築いていくことを期待されている若手の“融合”で、チームを編成してこれまで活動させていただき、これからアジアカップに臨むことになります」

アジアカップに臨むに当たって、今年一番大きなサッカーイベントであったと言っても過言ではないロシアワールドカップで西野ジャパンが戦ったやり方を、我々も継承して行きたいという風に我々も思っています。西野監督は日本人らしさ、そして日本人の良さを以ってチーム作りをされて、世界に臨んでいこうということで、素晴らしい戦いをされました」

「そこで私がスタッフの一人として経験させていただいたことを新たなチームに生かし、来年のアジアカップで成果を出し、皆さんに喜んでいただければという風に思っております。アジアカップでは初のタイトルをかけて戦うことになる中、先ほども言いました“融合”をさらに進めていけるように、そして結果も出せるようにチーム一丸となって頑張って参りたいと思います」

「また、来年はブラジルで行われますコパ・アメリカにも参加をすることになります。アウェイでの貴重な強化・経験の場となります。その経験で、これまで通りチームの成長をさらに発展させていけるようにしていきたいと思います。本気の南米相手に我々が経験値を高め、チーム力を高めて、次に向かっていければという風に思っています。南米のチームには我々が学ばなければならないと思われることが、まだまだたくさんあると思います。コパ・アメリカに経験を求めに、我々がさらに成長できることを見つけて来られればと思います」

「また、年末にはアジアの戦いに戻ってきます。アジアの戦いでも我々が力を示せるように、そして一年の成長をその大会でも示せるように頑張って参りたいと思います」

▽さらに、森保監督はオリンピック世代であるU-22日本代表の展望も掲げた。最終目標が2020年東京オリンピックでの金メダルであることを改めて口にし、そのための強化の一年と位置付けている。

森保一監督(日本代表、U-22日本代表)
U-22の代表の活動においても、まずは今年の戦いを少し振り返らせていただきたいと思います。今年初めにアジア選手権U-23の大会が中国でありました。そこではグループリーグを突破できて、ベスト8でウズベキスタンに0-4で敗戦するという非常に悔しい思いをしました。その悔しさを胸に、アジア大会にはU-23の大会をもう一度U-21で臨み、準優勝と言う成果に結びつけることができました。まだまだアジアで準優勝ということで、満足は出来ないと思います」

「我々、東京オリンピック世代の代表の選手は、この本番である東京2020オリンピック金メダルを獲るために活動して準備しています。東京オリンピックでは、我々が今経験していることを金メダルに結び付けられるように、来年度も活動していきたいと思います」

「来年もU-23の一次予選があります。そこでしっかりと戦って本大会への出場を決め、我々は前進していきたいと思っています。日ごろから我々を支援・後援して頂いている皆様、そしてファン・サポーターの皆様に喜んでいただけるように来年も結果に拘りつつチームの成長を促せるように活動して参りたいと思います。まずは、今年一年、皆さんご支援・応援ありがとうございました。そして、来年もよろしくお願いいたします」

サムネイル画像