レアル・マドリーベルギー代表GKティボー・クルトワが本来のパフォーマンスを取り戻しつつあるようだ。スペイン『アス』が伝えた。

▽今夏にチェルシーから推定移籍金3500万ユーロ(現在のレートで約45億円)でマドリーに加入したクルトワチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などに貢献した、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスとの熾烈なポジション争いを制し、守護神の座を射止めている。

フレン・ロペテギ前体制がローテションを採用する中、クルトワリーガエスパニョーラでのプレーを担い、8試合出場で12失点。クリーンシートも2試合しかなく、1試合平均の失点率「1.37」で、シュートストップ率も63%と決して特筆すべき数字ではなかった。

▽だが、サンティアゴ・ソラーリ氏が監督に就任すると、クルトワリーグ戦とCLで併用されるようになり、公式戦7試合出場で6失点。クリーンシートは5試合で、1試合平均の失点率「0.71」に抑え、シュートストップ率も86%と守護神として相応しい数字を叩きだしている。

▽不調が騒がれている今シーズンのマドリーは、ここまでリーグ戦13試合終了時で19失点をしており、失点率は「1.46」。過去10年で最悪の数字を露呈していたが、直近の3試合ではクルトワが無失点に抑えている。スクデット獲得に向け、クルトワの活躍に期待が懸かる。

サムネイル画像