小学生の兄妹がひき逃げに遭うという恐ろしい事件が、10日、名古屋市瑞穂区の交差点で起きた。逮捕された女は72歳。この事故の直前にも、2度の衝突事故を起こしていたという。
■「子供が泣いている」
はじまりは、ある一本の電話だった。10日夕方、「ひき逃げがあって、子供が泣いている」との通報を受けた警察が現場に急行すると、横断歩道にケガをした小学4年の男の子(10)と小学1年の女の子(7)がいたという。
この二人は兄妹で、買い物終わりに帰っている途中だった。その後、警察がひき逃げを起こした女の家を訪ねると、呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたそうだ。女は調べに対し、「車が壊れているのを見たが覚えがない」と容疑を否認しているとのこと。
■直前にも2度の事故を…
また女は、あろうことかこの直前に2度の衝突事故を起こしていた。1回目は、同区桃園町の交差点で道路標識にぶつかり、かなりの角度で折れ曲がらせたにも関わらず逃亡。
2回目は、それから約6分後。今度は、信号待ちをしていた乗用車に衝突。またしてもその場から立ち去ったと見られている。1回目の事故から小学生2人がはねられるまでの距離は約2.5キロ、わずか13分間の出来事だったという。
■「お願いだから運転しないで」
3度もの事故を起こしておきながら全て逃走を図った容疑者の女に、ネットからは「許せない」「もう運転しないで」と怒りの声が相次いでいる。
・許せない。一刻も早く免許取消して下さい
・ここまでやるような運転手には執行猶予とかいらないよ
・車が壊れているが覚えてないって…。お願いだからもう車運転しないで下さいね
・こんな事を言ってはいけないが、高齢になるほど自分はやってないと頑固になる方が多い
■高齢者は運転すべきではない?
しらべぇ編集部は全国20~60代の男女1,368名を対象に、「高齢者運転」についての調査を実施。その結果、全体のおよそ2割の人が、「65歳を過ぎたら運転はすべきではない」と回答した。
一歩間違えれば幼い命が奪われていた可能性もある今回の事故。高齢者の危険運転が問題視されている中で、アルコールも検出されており、その罪は大きいだろう。社会から危険運転がなくなることを願うばかりだ。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名(有効回答数)
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