日本には、魚屋や漁港直営の、美味しい鮮魚を提供する食堂が港町だけでなく、都心部にもたくさん存在する。
たとえば高知県が誇る水産会社・明神水産の『明神丸』は東京にも店舗を出店しているが、都下の東村山市にある水槽会社直営の食堂『ふぃっしゅ』は、地元住民から愛される店だ。
■飲食店があるのか怪しい雰囲気だが…
『ふぃっしゅ』を経営する株式会社ふぃっしゅいんてりあは本当に東村山市の住宅街の中にあるため、実際に店舗へ行く道も店がある場所も「ホントにこんなところに飲食店があるの!?」と疑ってしまうほど。
だが、駐車場もしっかりとあり、平日は昼間のみ、休日は20時半まで営業しているのでご安心を。
■店内は落ち着いた印象
店の入り口にはメニューが貼ってあり、これ以外にも限定の料理や定食が多数取り揃えられている。
また、工場丸出しな外観とは違い、店内は一般的な食堂のような感じ。子供連れでも1人でもゆったり楽しめそうな雰囲気だ。
■超上質な刺身定食
しらべぇ取材班が注文した『特選刺身定食』(1,580円)は、超上質な刺身とごはん、あら汁に湯葉がセットになっている。
刺身はソイなどあまりスーパーではお目にかかれないものから、見ただけでとろけるのがわかるトロやホタテ、有頭エビなどどれも新鮮で激ウマ。
■マグロの刺身もクオリティ高し
こちらも同額の『魚屋のマグロ定食』は、メイン以外の構成は一緒だ。
このマグロを見ればすぐわかると思うが、赤身に中トロ、大トロすべてたっぷりで、普通の魚屋なら盛り合わせだけで2,000円は超えそうなレベル。
■まさに刺身界の下町ロケット
今回注文した2品は、しらべぇ取材班が訪れたときの最高額の定食だったが、それ以外にも刺身5点盛り定食980円や、マグロメンチ定食680円など、リーズナブルな価格の定食も豊富にある。
下町で愛されつつ実力は大企業以上の、まさに「下町ロケット」に出てくる佃製作所のような食堂。魚好きはぜひ訪れてみることをおススメするぞ。
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