電撃文庫から刊行され、発行部数2000万部を超える人気小説「ソードアート・オンライン」。12年にアニメが放送され、SNSを中心に話題沸騰。劇場アニメ『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール(17)は、興行収入25億円(全世界43億円)を突破する驚異的な大ヒットを記録した。それらの「SAO」ムーブメントを巻き起こした立役者・伊藤智彦監督による初のオリジナル劇場アニメHELLO WORLD』が、19年秋に公開することが決定した。

脚本は、本作で伊藤監督と初タッグを組む野崎まど。17年に放送したアニメ「正解するカド」で脚本を務め、その作風はアニメファンだけでなくSF愛好者すらもうならせた。キャラクターデザインは、アニメファンの中でも長年高い評価と人気を誇る堀口悠紀子。担当した「らき☆すた」や「けいおん!」はいまなお幅広く愛されており、本作が『たまこラブストーリー』(14)以来の映画作品となる。

さらに、制作を担当するのはデジタルアニメーションの先駆者として名高い制作会社グラフィニカ。14年に公開された劇場オリジナルCGアニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』ではアニメーション制作を担当し、グラフィックの美しさや戦闘シーンの精巧な動きで目の肥えたアニメファンに衝撃を与え、『ガールズ&パンツァー 劇場版』(15)、『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』(18)など、話題作の主要CGパートも担当してきた。

そうそうたるクリエイターたちの手によるオリジナル劇場アニメHELLO WORLD』。伊藤監督を中心にそれぞれのジャンルの鬼才たちが、3Dならではのダイナミックなアクションと2Dさながらの表情の造りで新次元のエンタテインメント作品を生みだす。

監督を務める伊藤は、本作について「野﨑さん、堀口さんをはじめ、このチームだからこそ目指すことのできる、"いま、つくるべき映画"として、この作品をみなさんに早くお届けしたい」と述べたうえで「現時点ではまだタイトルだけしかお知らせできませんが、世界中の方に楽しんでいただけるエンタテインメント作品となるよう、完成までがんばります!」と意気込みを見せた。

斬新かつ王道のSFラブストーリー『HELLO WORLD』が、アニメーションの新たな未来を切り拓くかもしれない。(Movie Walker・文/編集部)

「SAO」シリーズ監督・伊藤智彦初のオリジナル劇場アニメが公開!