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最近、若くして進行性の乳がんを患っていることを告白した元アナウンサーのブログを拝見しました。まだ、30代前半で幼いお子さんを2人抱えています。
その深刻な病状をものともしないポジティブな内容や力強い表現にとても驚きました。生き続けたいという強い気持ちが全面に伝わってきて、私は正直なところ彼女をよく知らないのですが、とても応援したくなりました。

生きたいという強い気持ちの原動力は、やはり幼いお子さんの存在のようです。
「この子たちのママは私ひとりなんだという喜びと怖さに心がふるえた。絶対治す!と思った」
という表現からもわかります。このような前向きな姿勢は病気にも大きなプラスになるでしょう。

英国のデータで、がん患者を
①闘争心
②否定
③受容
④絶望
という4つの心理タイプに分けて生存率を調査したものがあります。すると、①闘争心という気持ちの患者は5年後の生存率が7割でした。生きようとする気持ちが病気に勝つのです。
また、アメリカで行った乳がん患者を対象にした大規模調査では治療に一人きりで対応した人は、10人またはそれ以上の友人からサポートを受けた人よりも死亡率が4倍も高かったというデータがあります。人とのつながりは免疫システムの強化を促すのでしょう。

重い病気になると、強い不安がつのり、希望が持てなくなるなどうつ病を併発することが非常に増えます。誰しもこうした気持ちになるのは避けられないかもしれません。
しかし、そこを越えて生きたい、生きなければと思えるような人とのつながりがあると、気持を変えることができるのではないでしょうか。

「希望」が免疫を強化する~生きようとする気持ちで病気に勝つ!そして人との「繋がり」も重要。