エンカレッジ・テクノロジ(エンカレッジ、石井進也社長)は、クライアントPCのローカル管理者アカウントの不正使用を防止・早期発見する「ESS AdminControl for Client」のサポート対象の環境を拡充した最新バージョンのV1.2を12月11日に発売した。

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 ESS AdminControl for Clientは、Windows PCのローカル管理者アカウントを集中管理し、「パスワード定期変更」「利用者へのワンタイムパスワード払い出し」「ログ収集と照合&レポート生成」などの機能を提供することで、ローカル管理者アカウントの管理不備に伴うリスクを軽減する。

 これまでは対象OSをWindows 10に限定したバージョンを提供してきたが、今回は対象OSを拡充するなど、多様なシステム環境をサポートすることが可能となった。具体的には、Windows 7Windows 8.1Windows 10に拡充した。連携するActive Directoryのフォレスト機能レベルについては、Windows Server 2008 R2以降に拡充した。ESS AdminControl for Clientのサーバーでは、小規模な構成を想定した1台構成を選択可能となった。

 また、クライアントPCをグループ分けし、個々のグループに管理者や申請者を指定することができるようになった。これにより大規模な組織でクライアントPCの管理を部署ごとに委ねるようなケースにも対応が可能。さらに、クライアントPCから収集するイベントログは従来のログイン履歴に加え、イベントログの消去、システム時刻の変更、ドメインからワークグループへの変更など、異常と思われるログの収集を行うことが可能となった。

 ライセンス価格は、EACC管理サーバーの台数とクライアントPCの台数によって変動する。参考税別価格は、EACC管理サーバー1台、クライアントPC 500台の場合で245万円。年間保守サービス料金は、ライセンス価格の20%。なお、12月17日から来年6月末までの期間、発売を記念しキャンペーン特別価格で提供する。

「ESS AdminControl for Client」の操作インターフェイスおよびレポート画面