2012年に腎臓の移植手術を受けていたテレビドラマモダン・ファミリー』の女優サラ・ハイランド(28)。このたびサラが、2度目の腎臓移植手術を受けたことについて涙ながらに語った。

サラ・ハイランドは出生時に腎臓が未発達であったことから、腎形成異常を長年抱えていた。2012年に父から腎臓を提供され移植手術を受けたが、2016年10月に拒絶反応を起こし始めたことを『Self』にこのように告白した。

「家族がせっかく2度目の人生のチャンスをくれたのに、それがうまくいかず自分のせいだって感じるの。違うと分かっていてもそう感じてしまう。私たちはたくさんの検査をして、治療もやれることは全てやって、(お父さんがくれた)腎臓を救おうとしたの。でも、お医者さんたちは『移植された腎臓は家に火がついてしまったような状況です。家が焼かれていくのを止めることはできません』って言ったの。」

サラ・ハイランドは2017年2月から忙しい『モダン・ファミリー』の撮影の合間を縫って1回4時間かかる透析を週3回行い、結局同年5月に移植された腎臓を摘出したという。同年7月に弟イアンさん(23)の腎臓が適合することが分かったものの、弟の腎臓までも台無しにしたくはないと悩んだことも打ち明けた。サラは涙を流しながら、「すごく落ち込んでいたの。長い間、自殺を考えたわ」と震える声で明かした。2017年9月に2度目の移植手術を行い、弟イアンさんは術後に痛みや違和感と闘うことになったが、「自分が大切な人の命を救えるのなら、全て価値がある」と話した。

しかし、サラ・ハイランドの健康問題はこれだけで終わることはなく、腎臓移植手術から回復した今年春に子宮内膜症の腹腔鏡手術や腹壁ヘルニアの手術を受けた。サラは「腹腔鏡手術は私の人生で最も痛い手術の1つだったの」と振り返っており、いつか取り切れなかった子宮内膜症の病変部分の手術も行うつもりだという。

そんなサラ・ハイランドには、家族の他にも大きな支えがあった。それは恋愛リアリティ番組『The Bachelorette』に出演していたウェルズ・アダムスという恋人の存在だ。2人はサラの2度目の腎臓移植手術の3日前に出会い、ウェルズは腎臓移植の術後はずっとサラのそばに付き添い、子宮内膜症の腹腔鏡手術、腹壁ヘルニアの手術の時にもサラの心のよりどころとして影になり日向になり支え続けた。サラは「彼は私の最悪な状態を見たわ」「彼は全ての過程で私と一緒にいてくれたの」「彼の目には私が最も美しく見えるのよ。彼は最悪の状態の私を見た後も、私を美しいと思ってくれるから」と語っている。

ただ、悲しいことにサラ・ハイランドは今月初めに14歳のいとこ、トレヴァーさんを交通事故で亡くしている。この際、サラがトレヴァーさんのクラウドファンディングサイト『GoFundMe』への募金を呼びかけたことで、裕福でありながらファンに募金を呼びかけたと一部の人から非難を受けていた。この1年間はかなり辛い思いをしてきたサラだけに、来年が素晴らしい年となることを願うばかりだ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー

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