住んでいる環境から車が手放せない妊婦さんも多くいます。
妊娠していても運転は今まで通りにしてよいのかという質問がありました。
看護師さんから、運転は可能なのか、また気を付けることなどの回答を頂きました。



妊婦さんからの質問:「妊娠中ですが、車の運転を続けても良い?」


現在妊娠30週目ですが、普段から約5分~20分の車の運転をしております。私自身、車の運転は好きな方で、先日は2時間ほどかかる実家へも車で帰省しました。さすがに2時間運転するとお腹が張りましたが、連続してではなくコンビニに寄り休み休み運転しました。今後も私は車の運転を続けていきたいと考えておりますが、頻繁にお腹が張らなければ臨月頃まで運転しても大丈夫でしょうか。また、運転について何かアドバイスがあれば教えて下さい。よろしくお願いします。(33歳・女性)




妊娠中は体調が変わりやすいので運転には注意が必要です。

運転自体は問題ありませんが、妊娠中は眠気などが強い場合もあるので注意します。特に、長時間運転するときは休憩をこまめにして無理をしないようにしましょう。




『妊娠中は疲れやすかったり・眠気がきたり・突然気分が悪くなったり・判断力や注意力が鈍くなる傾向にあるので、特に長時間の運転には注意しなければなりません。(看護師)』





『妊娠中は疲れやすく、反射神経も鈍くなりがちなので、長時間の運転はお勧めできません。妊娠中は、妊娠前に比べて交通事故をする確率が増えるという調査結果も出ているようです。(看護師)』





『お腹がよく張る、安静にするように言われているなどの妊婦さんは、運転だけでなく車に長時間同乗するのもちょっと心配です。車の振動はお腹に響きますので、同乗する場合もこまめな休憩が必要ですね。(看護師)』




運転が必要な時は1時間に1回は休憩をしましょう。

妊娠中は1時間に1回を目安にして、普段より休憩を多く取ります。同乗者と交代で運転をするのもお勧めです。




『気分が悪くなくても、1時間に1回は休憩するようにしてください。また、そして万が一のために、母子手帳と保険証は必ず持参してください。妊娠前の身体とは違うことを念頭に置いて、安全運転を心がけてください。(看護師)』





『運転をする際は、質問者様が行なわれているように休み休み運転する他、できるだけ誰かに同乗してもらっておくと安心かと思います。(看護師)』




臨月の運転は控えましょう。

いつ産まれるか分からない臨月の時期に入ったら運転は控えた方が良いです。突然陣痛が来てしまうと、安全に運転することが難しくなるからです。




『臨月の運転は推奨しません。運転中に突然破水になってしまったり、道中陣痛が強くなってしまったりするとパニックになってしまい事故が起こるリスクが高くなります。短時間でも、運転中のアクシデントに対処するのが本人だけになりますので危ないです。(看護師)』





『近場であれば運転しても差し支えない場合もありますが、臨月になるといつ赤ちゃんが産まれてもおかしくない状況ということになりますので、運転しなくてよいならしないでおきましょう。(看護師)』




このように妊娠中の運転は無理をしない範囲で行うのがお勧めです。そして、臨月の時期は避けた方が無難です。やむを得ない場合もあると思いますが、体調の変化に合わせて、余裕を持った運転をしていきましょう。



妊婦の運転はいつまでOK?長距離は大丈夫?