世界中に熱狂的なファンをもつスター・ウォーズ。ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ、ダース・ベイダーなど魅力的なキャラクターが身につけている衣装はどれも異世界っぽい情緒やロマンに溢れていて、一度は「着てみたい!」と思ったファンも多いはずだ。
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とはいえ、いくらカッコいいといっても着用できるのはせいぜいコスプレイベントくらい。映画のコスチュームを普段着として着込むのはハッキリ言って難しい。世の中にはTPOというのもあるし、もしやってみたとしても「公園のジェダイマスター」とか「3丁目の角のジャワ」とか面白おかしいあだ名をつけられて近所から白い目で見られるのは確実。
だけれど、諦めるのはまだ早い。「もっとさりげなくスター・ウォーズのファッションを着こなせたらなぁ」なーんて願望、実は今なら叶っちゃうのだ。
シスのパワーを身に纏え
ドイツ生まれの「musterbrand」は、このほど日本での販売を始めたばかりのアパレルブランド。特徴的なのが、映画やゲームなどのコスチュームのイメージを取り込み、普段使いもできるファッションへ昇華させていることだ。
例えば、袖の蛇腹やアシンメトリーな合わせ目がユニークなこのコート『Sith Lord Coat』。その名の通り、ダース・ベイダーやカイロ・レンといったシスの暗黒卿がモチーフになっている。たしかに全体的なシルエットから感じるイメージはローブを纏ったシスのようだし、胸にはTIEファイターのマークがプリントされている。さりげない形のインスパイアなので、一見するとただのハイセンスなコートに見えるのもうれしい。
大きなフードもついており、目深に被れば、指先からフォースサンダーが出せる気になるくらいには雰囲気抜群。五本の指を前方に向けてパルパティーンよろしく「パワー! 無限のパウワァァァー!」とか叫びたい。
裏地には帝国の象徴とも言えるデススターが。「俺はデススターを背負って立っている」と思えば、帝国の将校よろしく妙な責任感が湧いてきそう。ちなみにこちらは限定版なので、気になる人は早めにゲットしておきたい。
一方、通常盤は赤い裏地になっており、コントラストが美しい。どちらを選ぶか実に悩ましいところだ。
若き日のルーク気分で足取りも軽くなる
こちらのブーツ『Skywalker X-wing Sneakers』のモチーフはルーク・スカイウォーカーのX-Wingではなく、あえてそのパイロットスーツに着想を得たマニアックな一品。鮮やかなオレンジのブーツというのも珍しいけれど、特徴的なのがパイロットスーツの生命維持装置を模した足甲カバーだ。
ブーツを着脱する際、このようにパカっと外すことができる。取り付けも4つの留め金にゴムを引っかけるだけなので結構手軽で、実用性もきちんと考えられているのだ。ただ一度外してしまうと置き場所に困るのがネックかも。片側はついたままにするとか、もう一工夫欲しかったかもしれない。でも色味や反乱軍のマークもあいまってデザインはとても面白い。いろんな服装に似合いそうだ。
試着してみたところ、レザー素材なのに軽いことに驚いた。スニーカーのような気軽さで、気分はまさにスカイウォーカー(空を歩く者)。
このほかにもジャケットやトレーナー、パンツにスカーフと一通りのファッションをラインナップしている。全身でスター・ウォーズの世界観をアピールするのも夢じゃない。あなたのスター・ウォーズ愛が試されている。
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Musterbrand
text石川順一
(d.365)
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