ユベントスは13日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループH最終節でヤング・ボーイズとのアウェイ戦に臨み、1-2で敗れた。

▽前節バレンシア戦を辛勝して決勝トーナメント進出を決めたユベントス(勝ち点12)は勝利すれば首位でのグループステージ突破となる中、C・ロナウドやマンジュキッチ、ボヌッチらを起用。ディバラやキエッリーニアレックス・サンドロらはベンチスタートとなった。

フラットな[4-4-2]を採用したユベントスは2トップにC・ロナウドとマンジュキッチ、右にドグラス・コスタ、左にベルナルデスキ、センターにピャニッチとベンタンクールを配し、右サイドバックにクアドラードを据えた。

▽ハイプレスをかけてきたヤング・ボーイズに対し、なかなかボールを前に運べないユベントスは13、15分とC・ロナウドが際どいシュートを浴びせ、けん制していく。

▽そんな中23分、左ヒザを痛めたクアドラードがプレー続行不可能となってアレックス・サンドロが投入される。なかなかリズムを作れないユベントスは27分にチャンス。右サイドに流れたマンジュキッチのマイナスクロスをドグラス・コスタがダイレクトで合わせるも枠の左に外れた。

▽すると28分、ドグラス・コスタからの自陣ゴール前を横断する不用意な横パスを受けたアレックス・サンドロがボックス内でボールをロストし、思わずムミを倒してしまった。このプレーで与えたPKをオアロに決められ、ユベントスは先制される。

ハーフタイムにかけても攻めあぐねるユベントスは、36分にピャニッチがミドルシュートを、42分にFKの流れからC・ロナウドが際どいミドルシュートを浴びせるも、同点ゴールを奪うには至らず前半を1点ビハインドで終えた。

▽後半からギアを上げて入ったユベントスは開始1分、ピャニッチのFKが相手選手に当たってバーに直撃するチャンスを演出。その後も左サイドに回って縦への仕掛けを出せるようになったドグラス・コスタを起点に打開を図ったユベントスだったが、徐々に前半同様、攻めあぐねていく。

▽63分にはフォルスナハトのヘディングシュートでGKシュチェスニーが脅かされると、68分に追加点を奪われる。ロングカウンターを受けて最後はオアロに決められてしまった。

▽2点を追うユベントスはデ・シリオに代えてディバラを投入。すると80分、C・ロナウドの落としをペナルティアーク中央のディバラが枠の右へミドルシュートを叩き込んで1点を返した。

▽87分にはベルナルデスキの左クロスをファーサイドC・ロナウドがヘディングシュート。しかし、GKにセーブされた。そして90分の右CKからボヌッチの放ったヘディングシュートもGKにセーブされてしまう。

▽結局、試合終了間際にCKの流れからディバラが強烈なシュートを叩き込んだものの、C・ロナウドオフサイドポジションでノーゴール。ヤング・ボーイズにCL初勝利を献上してしまったが、ユナイテッドバレンシアに敗れたため、首位での決勝トーナメント進出が決まっている。

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