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このほど中国の不動産開発会社が、女性を軽視するような宣伝方法を用いたとして人々の怒りを買っている。プロモーションイベントで4人の女性を上半身裸にし販売促進を行ったのだ。中国メディア『CGTN』『南方网』や『New York Post』などが伝えている。

中国広西チワン族自治区南寧市で先月30日、不動産開発会社が「南站新城」の新しいマンションのプロモーションイベントを開催した。そこでは部屋の間取り図が紹介されているのだが、そのアピール方法が明らかに普通とは異なっていた。

イベント会場には4人の女性が待機していたが、彼女達は上半身裸で腰には丈の短い布一枚をスカートのように巻き着けており、きわどいほどセクシーな恰好をしているのだ。さらに彼女達の背中には、顧客へのアピールのため部屋の間取り図がペイントされていた。

また、女性達の胸には肌へ直接、蝶や花などがペイントされていた。顔はベネチアンマスクをして本人が特定できないようにしているが、彼女達は皆、トップレス状態で顧客の前にさらされているも同然だった。当然、会場には女性だけでなく男性も多くいたことであろう。

後にこのイベントを撮影した動画が中国のSNS「ウェイボー(微博)」に投稿されると、多くのネチズンの怒りを買った。

「こんな最低なプロモーションはとことん叩き潰さねばならない」「なんて低俗で恥ずべきことをしているんだ」「うちの会社がこんなイベントをしたら私なら会社をすぐ辞めるよ」といった批判が相次いだ。

その後、当局にもこの情報が伝わるところとなり、中国の広告に関する法律に違反するとして捜査のメスが入った。現在、このプロモーションを行った不動産開発会社は閉鎖されており、捜査は続行中とのことだ。

画像は『南方网 2018年12月4日付「户型图印在裸背上 南宁“南站新城”楼盘因”裸模营销被查封」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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