台湾・桃園市で今月7日、深さ6メートルの水路に転落して動けなくなっていた女性が見つかり、救出された。女性は用を足そうとして転落し、首と腰に怪我をして動けなくなっていたという。女性を発見したのは、同じく尿意を我慢できずに水路で用を足そうとしたドライバーだった。『ETtoday新聞網』『蘋果日報』などが報じた。

報道によれば、発見されたのは桃園市に住む魏さん(46歳)。何年も連絡していなかった友人に会いに行こうと思い立った魏さんは6日、バイクに乗り桃園市の山間部にある復興区霞雲里の友人宅へ向かった。しかし、しばらく来ていない間に道が変わり、家を見つけることができなかった。暗くなってきたため諦めて引き返すことにしたが、下山時に尿意を我慢できなくなった。道路脇の水路で用を足そうとしたところ、誤って深さ6メートルの水路に転落したという。

転落によって首と腰を負傷した魏さんは、動くことも大声で助けを呼ぶこともできなかった。携帯電話はバイクに置いたままで、加えて夜の山間道路は人通りや車の通りも少なく、誰にも気づかれないまま一晩が過ぎた。

魏さんが発見されたのは、転落からおよそ16時間後の翌7日午前10時頃だった。ダンプカー運転手の男性が、車を停めて水路で用を足そうとしたところ、水路に横たわっている女性に気付いたという。男性は当初、遺体かと思い驚いたそうだ。しかし勇気を出して呼びかけてみると、わずかに動くのが見え、弱々しい声が聞こえたため、急いで救急車を呼んだという。

女性が搬送された病院によると、女性は発見当時、低体温症に陥っていたが現在は回復しているということだ。

画像は『自由時報 2018年12月11日付「砂石車司機尿急 神救援墜溝婦人」(記者李容萍翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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