CL16強進出のリバプール ファーディナンド氏が脆弱な最終ラインの変化に言及

 マンチェスター・ユナイテッドレジェンドである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、同じポジションを務めるリパブールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに言及。リバプールにおけるファン・ダイクは、「プレミアリーグになって以降、最高のDFと言っていいだろう」と称えたと、英衛星放送「BTスポーツ」が伝えている。

 リバプールは現地時間11日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節でナポリと対戦。逆転での決勝トーナメント進出に向けて勝利が必要だったリバプールは、試合序盤からナポリを圧倒した。前半34分には、エジプト代表FWモハメド・サラーのゴールで先制に成功する。その後もチャンスを作り出したが、決め切れない時間が続き、終盤になって反撃を受けることになった。だが、守備の要であるファン・ダイクと守護神のブラジル代表GKアリソンが中心となって相手の攻撃を抑え切り、見事に決勝トーナメント進出を決めた。

 この試合前にファン・ダイクを取り上げ賛辞を送ったのが、2000年代前半からの黄金期を支えたユナイテッドOBで、現在は「BTスポーツ」で解説を務めるファーディナンド氏だ。17年1月にサウサンプトンから加入したオランダ代表DFに対し、クラブの中で「プレミアリーグになって以降、彼が最高のDFと言っていいだろう」と語り、ファン・ダイクの凄さや偉大さを説明した。

「彼の影響力がかなり大きいと思っている。リバプールは失点が多いといつも感じていて、その最終ラインは脆弱だった。ただ、彼がクラブに足を踏み入れてから、すぐに変わった。それは彼が持っている影響力であり、私はまだ彼から得られるものがもっとあると思っている」

 16日にはユナイテッドとの対戦を控えるリバプールファーディナンド氏の言う「影響力」のあるファン・ダイクは、どんなプレーでチームの勝利に貢献するか見ものである。(Football ZONE web編集部)

(左から)ファーディナンド氏、リバプールDFファン・ダイク【写真:Getty Images】