チェルシーは13日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループH最終節でヴィディと対戦し、2-2で引き分けた。

▽ここまで5戦全勝で首位突破をすでに決めているチェルシー。先週末に行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・シティ戦に勝利し、それまでリーグ3試合で2敗していた嫌な流れから一気に復調してきた。チェルシーにとって消化試合となる今回のヴィディ戦には、スタメンをシティ戦からウィリアンを除く10選手変更。カバジェロエメルソン、アンパドゥ、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイ、モラタらが先発に起用された。

▽予想通りチェルシーがボールを支配する展開になるものの、ゴール前に人数を固めるヴィディの守備をなかなか攻略できない。試合が動いたのは30分、ゴール正面でFKを獲得したチェルシー、ウィリアンがこれを直接決めて先制点を奪った。

▽しかしその2分後、ヴィディの右CKの場面でアンパドゥがオウンゴールを献上。すぐに追いつかれてしまった。42分にもカウンターを許したチェルシーはネゴに枠内シュートを飛ばされ危ない場面に。だが、ここはGKカバジェロが掻きだして何とか回避した。

▽前半アディショナルタイムに負傷したモラタを下げてジルーを投入したチェルシーは、56分にはウィリアンを下げてペドロをピッチへ。しかしその直後、試合を動かしたのはヴィディだった。

▽56分、相手のパスミスを自陣で奪ったヴィディは少ないタッチ数で一気に縦に突破。G・ミラノフがドリブルで左サイドを駆け抜けると、ボックス手前の速い段階でクロスを供給。これをファーサイドにいたネゴが見事なダイレクトボレーシュートを叩き込み、逆転に成功した。

▽まさかの逆転を許してしまったチェルシーは72分に敵陣でボールを奪ってショートカウンターを発動。左に開いたハドソン=オドイのクロスをペドロが胸トラップからシュートにつなげるが、惜しくも枠の左に外れた。

チェルシーが押し込む展開が続く中迎えた75分、前半同様にチェルシーはゴール正面でFKを獲得。これをジルーが左上隅に沈めて同点に追いついた。

▽その後も主導権を握ったチェルシーだったが、勝ち越し弾を奪うまでには至らず2-2で試合終了。グループHはチェルシーが首位突破、2位通過はBATEとなった。

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