ホールディングは今季絶望か 代役としてバイリーとケーヒルを狙うと報道

 アーセナルDFのロブ・ホールディングは、現地時間5日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの一戦で左膝前十字靭帯断裂という大怪我を負い、今季中の復帰は絶望なのではと囁かれている。これによりDFの獲得が急務となったアーセナルは、1月の移籍市場のターゲットとしてユナイテッドコートジボワール代表DFエリック・バイリーと、チェルシーイングランド代表DFギャリー・ケーヒルをリストアップしたようだと、米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。

 好調を維持するウナイ・エメリ監督が率いるアーセナルの最終ラインに緊急事態が発生している。5日に開催されたユナイテッド戦で、今季CBの一角として成長をアピールしていたホールディングが左膝を負傷した。前十字靭帯断裂という大怪我で、今季中の復帰が絶望視されている。

 昨季に負ったアキレス腱断裂で戦列を離れていたフランス代表DFローラン・コシエルニーも、8日のハダーズフィールド戦でベンチ入りは果たしているものの万全の状態ではなく、守備陣に不安を抱えている状況だ。そこでアーセナルは1月に経験豊富なCBを獲得しようと模索し始め、そのターゲットとして、ユナイテッドのバイリーとチェルシーのケーヒルをリストアップしたようだ。

 複数メディアの報道によれば、15-16シーズンにビジャレアルプレーしていたバイリーを、セビージャを指揮していた当時からエメリ監督は高く評価していた様子。今季、ジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼を得られず、出場機会を得られていないバイリーが移籍を選択する可能性は高いと言われている。また、ケーヒルに関しては1月に期限付き移籍でチームを離れることができるようで、ホールディング離脱の短期的な解決策になるのではと伝えられている。

 ただ、アーセナルリストアップしたバイリーとケーヒルが所属するチームは、どちらもプレミアリーグの上位を争っているライバルチームだけに、移籍を阻止する可能性もゼロではない。果たして冬の移籍市場で、アーセナルは狙い通りにCBを獲得することができるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

(左から)DFケーヒル、DFバイリー【写真:Getty Images】