宮崎県選挙管理委員会が、23日に投開票される知事選の広報に起用していた漫才コンビ・とろサーモンの選挙公報と新聞広告掲載を差し替えたことを、各メディアが報じた。

 同コンビの久保田かずのぶは、M−1グランプリ終了後、スーパーマラドーナ・武智正剛の動画で、審査員の上沼恵美子を痛烈に非難し騒動となっていた。上沼はマネジャーを通して“終結宣言”していたものの、どうやらまだ余波が及んでしまったようだ。

 報道をまとめると、同コンビの2人は宮崎県出身で、昨年のM−1で優勝するなど、地元での注目度も高いことから、すでに発行済みの選挙公報で、空いたスペースにとろサーモンの写真を入れて印刷する予定だったという。

 しかし、それを外し、16日に予定されている2人を起用した新聞広告の掲載差し替えも決定。新聞広告に関しては、投開票前日の22日にも掲載を予定しているが、22日に関しては「検討中」だという。

 また、投票を呼び掛けるポスターに関してはすでに公共施設、店舗などに配布済みだが、貼るかどうかは、受け取った側の判断に任せているという。

 宮崎県選管は新聞広告などを差し替えた理由について、「いろいろな意見が寄せられ、選挙への影響を考えて」とのみ説明。

 また、県は13日、騒動を受け、宮崎市内の物産館に設置していた同コンビの像を撤去したというのだ。

「若者に投票を呼びかけるためにとろサーモンを起用。しかし、タイミングが悪く騒動で渦中の6日の告示日から、投票を啓発するテレビCMが放映されると、『ふさわしくない』などの苦情が県選管に相次いだようだ。東京、そして、上沼の“ホーム”である大阪での活動が厳しくなった同コンビだが、地元・宮崎での活動まで厳しくなってしまった」(芸能記者)

 久保田の相方・村田秀亮からすれば、とんだとばっちりを受けてしまったようだ。

とろサーモン・久保田かずのぶ