(前列左から)桂正和、加藤小夏、白石聖、岡山天音、柴田杏花、萩原みのり。(後列左から)春花、須藤叶希、伊島空、豊島圭介監督、安里麻里監督
(前列左から)桂正和、加藤小夏、白石聖岡山天音、柴田杏花、萩原みのり。(後列左から)春花、須藤叶希、伊島空、豊島圭介監督、安里麻里監督

ドラマI"sアイズ)』の制作発表会が13日、都内で行なわれ、主人公・瀬戸一貴役の岡山天音あまね)、葦月伊織役の白石聖(せい)、秋葉いつき役の柴田杏花(きょうか)、磯崎泉役の萩原みのり、麻生藍子役の加藤小夏、寺谷靖雅役の伊島空、ナミ役の春花、森崎祐加役の須藤叶希、豊島圭介監督、安里麻里監督、そして原作者の桂正和が登壇した。

今作は1997年から2000年まで『少年ジャンプ』で連載された『I"s』が原作だが、桂は「マンガを描くときに映像や音を思い浮かべるんですが、(ドラマは)自分の脳内にあった作品のイメージに近かった」と高く評価。

原作は、現在30代の男性にとっては、まさに"正統派美少女"という概念を知った"思い出の作品"。ヒロインの伊織だけでなく、いつきや泉など、登場する女性キャラクターがそれぞれ個性的で魅力にあふれている。

桂から、ヒロインとしてお墨付きを与えられ、照れる白石
桂から、ヒロインとしてお墨付きを与えられ、照れる白石

今回のドラマ化にあたって、桂も伊織役のオーディションに審査員として参加。白石を選んだ理由を問われると「笑顔ですね。"ヒロイン感"がすごいあったんです」と明かした。

その言葉に白石は、「700人も(オーディションを)受けていたのを知ったのはここ最近なんです。本当にうれしいですね。恐れ多いなと思いつつ、ありがたい限りです」と、おとなしく控えめな伊織と同じように、謙虚に喜び、

「伊織は高校の演劇部から芸能界に入っていくんですが、そのなかで彼女の成長が描かれています。(芸能界という)知らない世界は伊織にとっても心情の変化が激しかったと思うんですが、それは自分の境遇ともリンクする部分だと考えています」

と伊織との共通点をコメントした。

ヒロインたちに挟まれる一貴役の岡山
ヒロインたちに挟まれる一貴役の岡山

一貴と伊織を中心に、男の揺れ動く恋心を表現した『I"s』。いつきと泉は、伊織のライバルとなるが、いつき役を演じた柴田はプロデューサーから「全体のテーマ性を背負っているような存在」と言われたそう。自身で演じて「人を大切にすることと自分を大切にすることっていう、相反しているように思える部分が等しくなったときに夢は叶うんだよっていうのが、テーマのひとつなんじゃないか」と『I"sの魅力を明かした。

また、一方の泉は作中で一番、積極的な役柄。泉を演じた萩原は、「観ている方に泉というキャラを愛してもらいたかったですし、ただのライバルになりたくなかった。ひとりの女のコが好きという気持ちを伝えている。それを視聴者の方にも伝えられたらいいなと思って演じていました」とその意気込みを明かした。

白石が描いた似顔絵に喜ぶ桂
白石が描いた似顔絵に喜ぶ桂

イベントでは、桂が出演陣に送ったイラスト色紙を披露。さらにそのお礼として、白石が描いた桂の似顔絵と他の出演者たちのコメントが書かれた色紙が桂に贈られる場面も。

サプライズプレゼントに桂は「今まで人にイラストをプレゼントすることはあったけど、こんなことしてもらったのは初めて! うまいね! しかもちょっと若く描いてくれて(笑)。ありがとう」とテンションを上げて喜んだ。

I"s』は、今月21日(金)21時よりBSスカパー!およびスカパー!オンデマンドにて放送・配信。14日(金)の21時には事前メイキング特番の『「連続ドラマ「I"s」徹底ガイド』が無料放送される。

取材・文/鯨井隆正

(前列左から)桂正和、加藤小夏、白石聖、岡山天音、柴田杏花、萩原みのり。(後列左から)春花、須藤叶希、伊島空、豊島圭介監督、安里麻里監督