12月14日(金)、映画『グリンチ』が公開初日を迎えた。TOHOシネマズ日比谷で行われた初日舞台挨拶には、日本語吹き替え版キャストの大泉洋、杏、横溝菜帆、宮野真守が登壇した。

グリンチ』は『怪盗グルー』シリーズなどで知られるイルミネーション・エンターテインメントによる長編アニメ最新作。絵本作家ドクター・スースの『グリンチ』を映画化した作品で、ひねくれものの主人公・グリンチがクリスマスを盗もうと企てる姿を描く。英語版では、グリンチベネディクトカンバーバッチが演じている。メガホンをとったのは、『Mr.タスク』の脚本や『ジェイサイレント・ボブ 帝国への逆襲』の製作で知られるスコット・モシャー監督と、『ペット』のヤーロウ・チェイニー監督。日本語吹き替え版では、大泉がグリンチ役を務めている。

TOHOシネマズ日比谷のステージにキャスト陣が登場すると、会場からは大きな拍手と「洋ちゃん」コールが炸裂。熱い応援に迎え入れられた大泉は、「この映画を待ちきれないファンのみなさんがこんなにも沢山劇場に集まっていただいて嬉しい限りです!この映画はとても感動的な作品に仕上がっていて、今日映画を観た人のなかでも泣いちゃった人がいるのではないかと気になっております!是非今日は楽しんでください!」とコメント。

杏は「クリスマスを目前に控えたワクワクするこのシーズンにぴったりのこの映画が遂に公開ということでとても嬉しい気持ちです。会場にいる方々はまさに今感じていらっしゃると思いますが、クリスマスムードがグッと引き上げられるような作品になっていると思います。何度観ても、大人の方が観ても楽しめると思いますので、周りの方々にもぜひこの映画の魅力を伝えて、何度でも劇場に足を運んでもらいたいです!」と呼びかける。

杏

横溝は「『グリンチ』のお仕事では大泉さんと私とふたりでNYやUSJに行くことが出来てとても楽しかったです!この映画はとってもかわいい映画なので、たくさんの人に観てもらいたいです!」とワールドプレミアなどでの経験を振り返った。また、宮野は「絵本が原作となっているので、笑顔になれる教訓が映画のなかに込められていて、観終わった後は前向きに生きていけるような気持ちになれる映画となっています」と、初日を迎えた想いを語っている。

ひねくれ者グリンチが、クリスマスを心待ちにする少女シンディ・ルーと出会うことで変化していくのも本作のみどころ。MCが感動したかどうか挙手を求めると、ほとんどの観客が手をあげることに。そんな反応を目の当たりにした杏は、「わたしも台本を読んで時点でうるっとしちゃいましたね。娘にあんなこと言われるとなんていい子なんでしょうって、泣いちゃいますよ!」と、共感できるポイントを明かしていた。

横溝菜帆

横溝菜帆

ここで、劇中で描かれるクリスマスの物語と、クリスマスシーズンにちなみ、キャスト陣がサンタへの願い事を書き込んだオーナメントをツリーに飾り付けることに。大泉の願いは「『グリンチ2』を作ってください!」とのこと。杏が「なにか続編でやりたいことはあるんですか?」と尋ねると、大泉は「横溝さんともう一度NYプレミアにいって、カンバーバッチともっとお話ししたいです(笑)」と明かした。

杏が「たくさん入るリュックサックが欲しい!」と願いを明かすと、大泉と宮野は「グリンチと全然関係ない!」とツッコミを入れ、会場の笑いに包まれる一幕も。横溝が「家族で旅行!」と明かすと、大泉は「家族のことを考えるなんて素晴らしいね!」と笑顔でうなずく和やかな一幕も。

最後に宮野が明かした願い事は、まさかの「大泉洋」。名指しされた大泉は驚きの様子。宮野は理由を問われると、「この作品で一緒にイベントに登壇させてもらい、大泉さんのセンスに感服しました!どんな時もたくさん話さずには言われない、その勇気とセンスを欲しいなと思っています(笑)」とコメントし、会場からは大泉に拍手が贈られていた。

また、この日はスペシャルゲストとして、世界で唯一ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでしか会えない“ベイビーグリンチ”も駆けつけた。レアなキャラクターの登場に、観客・キャストとに大興奮だった。

大泉洋