ITV』は13日、元フランス代表MFロベール・ピレス氏のインタビューを掲載した。

かつてアーセン・ヴェンゲル監督の下で無敗優勝にも貢献したピレス。引退後はアーセナルで大使を務めており、クラブを外から支えている。

そのアーセナルは昨季限りでヴェンゲル氏が退任し、新たにウナイ・エメリ監督を迎えて再スタート。すでに首位リヴァプールからは8ポイント離されてはいるが、まだ上位進出を狙える位置につけている。

ピレスは今の古巣についてどう思っているのか?彼は以下のように話したとのことだ。

ベール・ピレス

「もちろん、アーセン・ヴェンゲルはもういないから、すべてが異なっている。

最も重要なことは、彼の22シーズンに大きな感謝を言わなければならないという点だ。彼はプレミアリーグを変えたと思う。多くの外国人選手を引き入れてきた。特にフランス人を。

それから、新しいスタジアムを建設した。それは重要なことだよ。ありがとう。

ただ、アーセナルを応援するという点においてはそれほど変わっていない。最終的に何を勝ち取ったかということを見て話すのだからね。

このメンバーはトロフィーを勝ち取れるし、それが新しい目標だ。我々は監督を変えた、CEO(イワン・ガジディス氏、ミランへ移籍)を変えた。これは革命のようなものだと思う。だからおそらく時間が必要になる」
(ウナイ・エメリ監督について)

「彼はセビージャPSGで指揮していたからよく知っている。勝者だ。多くのタイトルを獲得してきた。

ドレッシングルームにいいスピリットを持ち込んだと思う。新しい選手を見つけて、おそらく新しい哲学も入った。なぜなら彼は戦士だからだ。

ベンチにいるときの彼を見ればわかる。彼はちょっとクレイジーだ。でも、いいクレイジーさだよ。

彼はいつも助けたがっている。選手たちをね。誰もが対話を必要としている。いいコミュニケーションを必要としている。チームにとっては新しいものだろうが、いいことだよ。

それらはヴェンゲルとエメリの大きな違いの一つだろう。しかし、マネージメントというのは難しいもので、選手とのいいコミュニケーションを見出さなければならない。

ときにヴェンゲルは静か過ぎた。エメリは…どう言えばいいかな。『表現力豊か』だね」
ヴェンゲルは静かで、エメリはクレイジー!ピレスが説明する「大きな違い」