今季で契約満了、独メディアで去就に言及 「サッカーは続けていきたい」

 今季でバイエルンとの契約が満了する元フランス代表MFフランク・リベリーが、初めてバイエルン退団を意識するようなコメントを残した。同選手については、バイエルン側が契約延長を行わないとしており、今後の去就が注目されている。

 リベリードイツ放送局「Sport1」の取材に対し、「身体が大丈夫だと言う限り、サッカーは続けていきたい。自分にその気があるかどうかは疑いの余地がない」と、現役続行の意思を示した。

 今後については「どうなるかは待ってみなくてはならない。今の状況からして、そんなに急ぐ必要はない。来季の僕の状況のために、多くの人がいろいろ質問してくるけど、僕自身はあまり考えていないんだ」と、去就について現段階ではあれこれ考えていないと告白した。

 しかし一方で、「僕は常に100%の力を出し、100%のパフォーマンスを見せてきた。このユニフォームを常にリスペクトしてきた。このクラブとファンが僕にしてきてくれたことを忘れることは決してない。難しいことだけど、サッカー人生とはそういうものだ。僕らは待たなくてはならない」と、クラブに別れを告げるような言葉も残している。

独メディアは母国フランスよりも中国やカタール、日本行きを“推奨”

Sport1」は記事のなかで、リベリーが現役を続ける場合、母国フランスよりも中国やカタール、日本行きのほうが魅力的ではないかと述べている。その理由は、同選手がフランスではドイツで得ているような名声を手にしていないからだという。

 リベリーと同様に今季でバイエルンとの契約が満了する元オランダ代表MFアリエン・ロッベンは、すでに退団の意思を表明しているが、リベリーはまだ公式に退団を口にしていない。ただ、本人も明言しているとおり、現役続行は確実と思われる。同メディアが予想するように、アジア行きの可能性はあるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

今季でバイエルンとの契約が満了するMFフランク・リベリー【写真:Getty Images】