■「2018年はいろんなことがあったけど、俺らPrizmaX、ホリックをどこまでも連れていくからついてきてください。俺たちはホリックを、絶対に裏切りません」(森崎ウィン

【画像】シリアスもコミカルもワガママに、しかも高いレベルで詰め込んだステージを展開

ボーカル森崎ウィンスティーブン・スピルバーグ監督映画『レディ・プレイヤー1』に抜擢されたことでも知られる超国際派4人組ダンスボーカルユニット・PrizmaXが、ライブ『PrizmaX Nonstop』を12月15日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開催した。
タイトルが表すとおり、彼らの武器である歌と踊りを全面に押し出したMCいっさいなしのあらたコンセプトライブということで、昼夜2部制にもかかわらずチケットはソールドアウト。各メンバートラック制作から作詞までを手がけ、秋冬に4ヵ月連続で配信されたメンバープロデュース曲を初披露するなど、1ボーカル&1ラッパー+2パフォーマーによるハイレベルステージングにより、わずか1時間で19曲を披露してみせた。

まさしくジェットコースターのようなライブの最後には、来年2019年7月6日に東京・豊洲PITでワンマンを行うことも発表。満員のホリック(PrizmaXファンの呼称)に2018年を締めくくる素敵なプレゼントを届けてくれた。

まずは午後3時からスタートした昼の部。煙草に火をつけて息が吐き出される音が流れ、ステージに“Nonstop”の文字が電飾で灯ると、都会の雑踏音から島田翼のプロデュース曲「rewind」でライブは幕開けた。

音楽ギークの島田によるUKガラージを基軸にしたサウンドに乗るダイナミックダンスは、一つひとつの動きが指先まで完璧にコントロールされたもの。その端正なフォームに、客席からは感嘆のため息と拍手が湧く。

Nonstop! ラストまでついてこれますか!?」という福本有希の煽りから雪崩れ込んだ「It’s Love」では、力強さと繊細さを兼ね備えた森崎ウィンの表情豊かなボーカルに、アンニュイに叩きつけられる清水大樹のラップ、そして迫力満点のダンスパフォーマンスとPrizmaXの個性をしっかり提示。曲中で2名の男性ダンサーハイタッチで合流する小粋な展開といい、4人のスタイリッシュな装いといい、都会的な空気が場内を満たして、この安心して五感を委ねられる成熟感こそPrizmaX最大の魅力と実感させる。

そのスキルは、続くラブソングメドレーで存分に発揮されることに。太いビートパワーの際立つ「Never」から、なめらかな森崎の歌声がメロディックに響き渡る「yours」(夜の部では「Without you」)、スカーフを小道具にしたセクシーな振り付けで歓声を呼んだ「Orange Moon」と休みなくドロップして、ダメ押しに届けられたのは福本プロデュースによる「South Cross」。ストーリー性豊かなダンスと想いの籠もった歌で綴られるラブバラードにオーディエンスは魅入られ、その強い“愛”の表現に満場の拍手を贈った。

こうして純粋に歌と踊りだけで魅せるというコンセプトがキッチリと成り立ち、観る者の心を豊かな波動で満たすことができるのも、長いキャリアとひたむきな努力によって裏打ちされた4人の高いパフォーマンス力があってこそだ。

やさしく切ない空気感も、しかし、ダンサー+島田&福本によるダンスショーケースを挟むと一転。ステージに現れた清水がド頭から言葉数多いラップを畳みかけて投下したのは、自身のプロデュース曲「Candy」だ。ドープなヒップホップナンバーによる新境地でホリックを高揚させると、赤いライトの中でデジタリックなアッパーチューン「Are you ready?」を放って場内をグッとヒートアップ。目まぐるしいフォーメーションでオーディエンスを釘付けにし、曲終わりにはペットボトルの水を飲み干して、そのままボトルを放り投げるというクールアクションでホリックの心をさらう。

かと思いきや、続く「Woh!」では「床、メッチャ濡れてる! 掃除して!」と、サングラスをかけてモップや箒、バケツを楽器に見立てるバッドボーイスタイルで、ロックにはしゃぐというギャップも楽しい。当然、「ホリック楽しいですか?」と森崎が問えば、同意の声が大きく振られるペンライトと共に返り、「Let’s prove it!!」では笑顔でステージを走り回るメンバーの姿が。

「今日、俺たちと何しに来たんだっけ?」「デート!」という王子様キャラ・福本とホリックたちとの息の合ったコールレスポンスで幕開けた「Ready」でも、タオルを振る4人に場内から一斉にクラップが起こる。また「ホリック一緒に歌おう?」と森崎がやさしく誘った「UP
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掲載:M-ON! Press