後半に3ゴールを奪い、北中米カリブ海王者グアダラハラを破って準決勝進出

 鹿島アントラーズは現地時間15日、FIFAクラブワールドカップ(W杯)初戦、準々決勝のグアダラハラ(メキシコ)戦で3-2と逆転勝利。大岩剛監督は「初戦の難しさを感じた」と振り返った。

 鹿島は主力のMF三竿健斗とFW鈴木優磨の日本代表招集経験のある二人が負傷で開催地UAEへの遠征すら叶わないメンバー構成になった。そうしたなかで、前半3分には相手の個人技に屈する形で失点。大岩監督も「前半の最初の失点でプランは崩れかけた」と話した。

 その指揮官が「よく盛り返してくれた」という後半は3ゴール。特にハーフタイム明けから投入のMF安部裕葵のキレのあるドリブルが一気に戦況を変えた。大岩監督が「アグレッシブに行くんだというスイッチを入れた通りにやってくれ、ポジションをしっかり取ることもしてくれた」というチームは試合終了間際に1失点こそしたものの、3-2で競り勝った。

 これで現地時間19日には、前回出場の2016年大会の決勝で敗れた欧州王者レアル・マドリードスペイン)とのリベンジマッチになる。大岩監督は「初戦の難しさを感じたが、選手がしっかり勝ち切ってくれたことを生かしたい。リベンジの機会になるし、日本からたくさんのサポーターと応援があると思うので、それをしっかりと受け止めて向かっていきたい」と、次の戦いを見据えた。(Football ZONE web編集部)

鹿島を率いる大岩監督【写真:Getty Images】