プレミアリーグ第17節、トッテナムvsバーンリーが15日にウェンブリー・スタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。

リーグ戦2連勝で3位に付けるトッテナム(勝ち点36)が17位のバーンリー(勝ち点12)をホームに迎えた一戦。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦を劇的なドローで終え、決勝トーナメント進出を決めたトッテナム。その良い流れを継続したいチームだが、今後の過密日程を睨んでバルセロナから先発5人を変更。18歳MFスキップを初先発で起用したほか、負傷明けのトリッピアー、本職サイドバックのベン・デイビスをセンターバックで起用するなど、積極的なターンオーバーを行った。

▽敵地で引き分け良しとするバーンリーがバーンズを最前線に残して[5-4]の堅固な守備ブロックを敷く中、中3日での連戦となるトッテナムはやや抑え気味の入りとなる。相手のブロックの前でのボール回しが続く中、17分にはラメラのフィードに反応したルーカス・モウラに最初の決定機もうまく合わせたダイレクトボレーは枠の左に外れる。

▽20分を過ぎて高い位置に張り出すトリッピアー、ローズを起点にダイレクトプレーや3人目の動き出しで相手守備を揺さぶり始めたホームチームは良い形で相手を崩していく。しかし、ケインがボックス内で倒されたプレーでPKがもらえず、ボックス付近でのシュートも相手DFの決死のブロックに遭う。31分には得意のロングカウンターからケイン、ムサ・シソコと繋ぎボックス左に抜け出したラメラに絶好機もここはファーストタッチが大きくなり飛び出したGKハートの好守に阻まれた。

▽その後も70パーセントを超えるボールポゼッションで押し込み続けるホームチームだったが、最後の場面で粘るバーンリー守備をあと一歩でこじ開けられず、前半はアウェイチームに再三のジャブを見舞うにとどまった。

▽互いに選手交代なしで迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。前半同様にボールを保持するトッテナムは中央を締める相手に対してサイドを起点に攻略を試みるが、なかなか崩し切れない。

▽流れを変えたいポチェッティーノ監督は65分、ルーカスを下げて切り札のエリクセンを投入。74分にはローズの左からのクロスがファーに流れてこれをラメラが左足で流し込みにかかるが、GKハートのビッグセーブに阻まれた。

▽その後、スキップ、ラメラを下げてソン・フンミン、ジョレンテとアタッカーを続けて投入する。しかし、ソン・フンミンのボックス右からのシュートやクロスはゴールに結びつかず、試合は0-0のまま後半アディショナルタイムに突入。

▽さすがに引き分け止む無しかと思われたが、今季リーグ戦で未だドローのないホームチームが最後の最後にゴールをこじ開ける。91分、後方からジョレンテ目がけたロングボールを入れると、これをデレ・アリ、ケインとボックス内で繋ぎ中央のケインがゴール左に走り込むエリクセンにラストパス。これをデンマーク代表が冷静に蹴り込んだ。

▽相手の堅守に苦しめられながらもエリクセンの今季リーグ戦初ゴールで勝ち切ったトッテナムリーグ戦3連勝を飾ると共に、ポチェッティーノ体制でのプレミアリーグ100勝目を手にした。

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