2019年1月5日(土)に放送される「古舘トーキングヒストリー〜幕末最大の謎 坂本龍馬暗殺、完全実況〜」(夜9:00-11:10、テレビ朝日系)の追加キャストが発表された。

【写真を見る】“槍の名手”三吉慎蔵を濱津隆之が熱演!

古舘伊知郎の実況と、最新研究に基づく新事実による再現ドラマで歴史の謎をひもといていく「歴史×ドラマ×実況」という独自の枠組みで、バラエティー番組の新境地に挑んだ本番組。これまで「忠臣蔵」「本能寺の変」と取り上げてきたが、今回のテーマは幕末最大の謎「坂本龍馬の暗殺」。

坂本龍馬の半生の中でも大きな事件となった「寺田屋襲撃事件」の再現ドラマでは、古舘の実況とともに薩長同盟の成立直後から襲撃事件発生、薩摩藩邸への壮絶な逃走劇の一部始終を克明に再現。

さらに古舘の提案で、逃走劇の撮影をよりリアルな映像にするために、およそ8分もの間ワンカメ・ノーカットで挑んだ。

その「寺田屋襲撃事件」で、護衛役として坂本龍馬と共に寺田屋に滞在し、命からがら逃亡に成功した立役者でもある三吉慎蔵役には、濱津隆之を起用。時代劇初挑戦となる濱津は「カツラを被るのも初めて」と戸惑いつつも、幕末の大事件を影で支えたもう一人のヒーロー、“槍の達人”を演じた。

そのほか、寺田屋のおかみ・お登勢役で矢吹春奈坂本龍馬に大政奉還を要請され将軍・徳川慶喜と交渉する幕府大目付・永井尚志役で大鶴義丹が出演する。

■ 出演者コメント

古舘は「2018年の『本能寺の変』のワンシーンで、僕のしゃべりも、役者さんのお芝居もものすごく無駄なくきれいに撮れてしまう部分があった。そこが悪い意味のお芝居になっていたんです」と振り返り、「臨場感がうまく出せなかった、という思いがずっと僕の頭にあって、スタッフもそれを感じていたんですね。そこで二人の逃走劇を事実に基づいて、きちっと細かくやりたいと言ったら、みんなが乗ってくれたんです」と語った。

さらに、「大変だったのは僕よりも(渡辺)大さんと濱津さん。血だらけでヨレヨレになりながら歩いて、身を隠して、また動き出す演技は本当に大変なんです。カメラさんも、音声さんも大変で、1回やったらみんなヘトヘトになって」と、ワンカットでの撮影がいかに過酷なものであったかを熱弁。

坂本龍馬役の渡辺大は「(ワンカットでの撮影は)大変でした。転んだりして擦り傷とかいっぱい作ってしまって」と振り返り、「2回目はないな、と思ったんですが、どうしてももう一回やりたくて。僕も監督も『もう一回やりません?』と(提案した)」と自身のお願いで撮影し直したことを明かした。

「それでもちょっとしたアクシデントはあったのですが、それが返ってライブ感になるのでいいアクシデントは残しています。出来上がりを楽しみにしていただきたいです。すごく楽しい画になっていると思います」とアピールした。

三吉慎蔵役の濱津は「ワンカットの撮影は大変でしたが、自分としてはありがたかったです。時代劇は初めてで、自分が時代劇をやるという想像もなかったです」と感想を述べた。

「今回の番組では、スーパーヒーローのような龍馬が実は“やらかしていた”という感じで取り上げられています。新しい龍馬というか、他の歴史番組とは違うと思います。そこがみどころですね」とアピールした。(ザテレビジョン

ワンカットでの撮影に挑んだ濱津隆之、渡辺大、古舘伊知郎(写真左から)