ユベントスは15日、セリエA第16節でトリノとのダービーを敵地で戦い、1-0で辛勝した。

▽前節インテルとのイタリア・ダービーをマンジュキッチの一撃で競り勝った首位ユベントス(勝ち点43)は、3日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦では1-2の敗戦を喫したものの、マンチェスター・ユナイテッドも敗れたため、何とか首位通過を決められた。そのヤング・ボーイズ戦のスタメンから6選手を変更。出場停止のベンタンクールの他、ドグラス・コスタやベルナルデスキに代えてディバラやキエッリーニ、マテュイディといった主力が先発に戻った。

▽前節ミラン引き分け、安定した戦いを続けている6位トリノ(勝ち点22)に対し、[4-3-3]を採用したユベントスは3トップにC・ロナウド、ディバラ、マンジュキッチ、中盤アンカーにピャニッチ、インサイドにマテュイディとジャンを並べた。

アグレッシブな入りを見せてきたトリノに対し、徐々に押し込む流れに持ち込んだユベントスは、15分に決定機。マテュイディの浮き球パスをボックス中央のC・ロナウドがボレー。枠の右下を捉えたシュートだったが、GKシリグのファインセーブに阻まれた。

▽20分、トリノはGKシリグがジャンとの競り合いの際に脇腹付近を痛めていたことでイチャソとの交代を強いられた。前半半ば以降、目立ったチャンスなく時間が経過する中、33分にトリノにチャンス。FKの流れからベロッティがヘディングで折り返し、ゴール前のイッツォが押し込みにかかった。

▽43分に左CKからニアサイドキエッリーニが右足アウトでうまく合わせたシュートが枠を捉えたが、GKにセーブされ、前半をゴールレスで終えた。

▽迎えた後半、ベロッティの推進力でカウンターを狙うトリノは、52分にFKからイッツォが際どいヘディングシュートを浴びせれば、ベロッティがミドルシュートで牽制していく。

▽前半同様、劣勢の入りとなったユベントスは、58分にマンジュキッチのヘッドでの落としにディバラがボレーで狙うもDFにブロックされてしまう。ここから押し込む展開としたユベントスは、68分にPKを獲得する。ザザの不用意なバックパスをボックス内でカットしたマンジュキッチがGKイチャソに倒された。このPKをC・ロナウドが決めて先制した。

▽さらに73分、FKの流れからマンジュキッチがボレーで合わせてネットを揺らすも、その前にボールに触ったC・ロナウドオフサイドポジションでノーゴールとなった。

▽終盤にかけてはユベントスがボールを持って試合をコントロール。1-0で逃げ切り、15勝目を挙げた。

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