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老後の生活は、もはやオマケではない。老いてからの方が長いし、人生の本番なのかもしれない。2018年11月から配信スタートしたNetflixオリジナルドラマシリーズ『コミンスキー・メソッド』は、老いてからも容赦なく押し寄せてくる人生の荒波を苦笑しながら乗りこなす男性2人組が主人公。主演は、オスカー俳優のマイケル・ダグラスとアラン・アーキンというかなり豪華なメンツ!
緩いユーモアを織り交ぜたヒューマンドラマで、肩ひじ張らずに観られる。
『コミンスキー・メソッド』ってどんなドラマ?
元人気俳優で演技コーチのサンディ・コミンスキー(マイケル・ダグラス)と、サンディのエージェントを長年務めてきたノーマン・ニューランダー(アラン・アーキン)は大親友だ。
華やかな芸能界で数々の女優と浮名を流してきたサンディは3度の離婚を経験したものの、しっかり者の娘に支えられ、シニアになった今も現役でバリバリ働いている。一方、ノーマンはひとりの女性を愛し続け、40年以上オシドリ夫婦として連れ添った。しかし、離れて暮らす薬物中毒の娘に手を焼いている。
若い頃想像していた“ほっこりシニアライフ”とはかけ離れた生活を送る2人。サンディ&ノーマンの仲良しシニアバディは、果たして幸せになれるのだろうか?
ここが見どころ!
病気、死、親子の確執……よく考えたら結構ヘビーなテーマを扱っているにもかかわらず、全体的に明るく楽しいムードが漂っている。「体もしんどいし、もう笑うしかないよな」という感じだ。人生には努力だけではどうにもならないことも多いが、サンディ&ノーマンみたいにブラックジョークでボヤきながら受け入れると案外ラクなのかもしれない。
そして、マイケル・ダグラスの色男ぶりも健在だ。74歳になっても相変わらずカッコいいマイケルが演じるサンディは、早速第1話で一回り以上年下の美熟女リサと恋に落ちる。
と言っても、初デートが病院のお見舞いで、2回目のデートがお葬式。若い男女のようにロマンチックなデートではないが、なぜだかとても楽しそうに見える。
リサの自宅に迎えに行くシーンで、息子(20代前半?)に窓越しに右手で中指を突き立てられたサンディが両手でやり返すシーンを観て、「歳をとるのも案外悪くないかも?」と思わされた。
Netflixオリジナルシリーズ
『コミンスキー・メソッド』独占配信中
関連サイト
コミンスキー・メソッド | Netflix (ネットフリックス)
text吉野潤子
(d.365)
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