16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアイスクロスの世界大会「レッドブルクラッシュドアイス」を「なにが面白いのか」と吐き捨てた。

 

■「静かに滑れ」とコメント

番組では複数の選手がアイスホッケー用のマスクやプロテクターを装着し、ジャンプ台などを飛び越え、トップを目指すアイスクロス「レッドブルクラッシュドアイス」の横浜大会を放送。

これを見た張本氏は、

「相変わらずなんでこんな危険なスポーツやるのかね。滑りたかったら静かに滑ったらいいのに、あちこち。危ない」

 

とコメントする。

 

 

■「なにが楽しいのか」と苦言

さらに張本氏は、

「格闘技みたいじゃない。ぶつかっちゃいけない規約があるけども、ぶつかるそうですよ。危ないよ、なにが楽しいのかな」

 

と苦言を呈す。これにスタジオはなぜか大爆笑。最後に関口宏が「楽しい人もいるんですよ~」と笑いながらフォローし話題は次へと移った。

■過去にも同様の発言

張本氏はこれまでも山の頂上から自転車で駆け下りる「レッドブル・ランページ」や、約28メートル上から海に飛び込む「クリフダイビング」、そしてスノーボーダーが高く宙に舞う「Xゲーム」などについて、「なにが面白いのか」「やめてもらいたい」と発言している。

それだけに今回の「クラッシュドアイス」にも苦言を呈することは「目に見えた」こと。張本氏はもちろん、『サンデーモーニング』の演出にも批判が集まった。

 

■好感度の低い張本氏

9日の放送では思わぬ愛犬家ぶりを披露し「いいことを言う」と評価された張本氏だが、今週はまたも新興スポーツへの不寛容さを見せ、炎上してしまった。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20~60代男女1,474人を対象に実施した調査では、じつに8割が「張本氏を好きではない」と回答。不人気ぶりが際立っている。

張本氏が視聴者に媚びる発言をする必要は、もちろんない。炎上発言を楽しみにしている人も多く、「嫌われていること」が張本氏のウリでもある。

しかし、1つの競技を頑張る選手の様子を見て、「なにが面白いのか」と吐き捨てる行為は、選手・ファン・関係者に失礼と言わざるを得ない。

「新しく危険なスポーツ」に不寛容な張本氏を、番組スタッフもわかっているはず。それを敢えて取り上げ、テンプレート通り叩かせる演出は、批判されても致し方ないだろう。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代の男女1,474名(有効回答数)

張本勲氏、クラッシュドアイスを見て「何が楽しいのか」と苦言→炎上 毎回同じ演出に批判も