kunren00 2011年5月末に打ち上げられるロシアの有人宇宙船「ソユーズ」に、宇宙航空研究開発機構JAXA)の宇宙飛行士・古川聡氏が乗り込む。打ち上げまで2ヶ月を切った3月16日、訓練の様子がニコニコ動画に独占公開された。

 古川氏は11月中旬までの約6ヶ月間にわたって国際宇宙ステーションISS)に滞在し、ISSシステムの運用やメンテナンスのほか、化学実験の支援、医学実験に参加することになっている。古川氏の滞在中には、スペースシャトルとして最後の打ち上げとなる「アトランティス」がISSにドッキングする予定で、今回公開されたのは、これを迎え入れるための訓練の様子だ。

kunren01 まず、ドッキング時に必要な写真撮影の講習が行われた。ISSから約180メートルの距離に近づいたとき、スペースシャトルは一回転する。これを古川氏らが望遠レンズを使って撮影し、外部のタイルに損傷がないかを確認するという。カメラニコン製「D2XS」で、400mmと800mmの望遠レンズを使って撮影をしていた。

 続いて、ドッキング時のISSの操作訓練が公開された。ドッキング時、ISSフリーフロー状態となり、位置の調整はすべてシャトル側で行う。ISS側ではコンピュータを使いながら、正確な時間にドッキングできるようモニタリング等を行うという。

kunren02 最後は、ドッキング後にハッチを空ける訓練だ。ドッキング時、スペースシャトルISSの間は真空状態となるため、ホースを使って空気を送り込んだ後にハッチを開ける。その後もホースを使って、スペースシャトルISSの双方の空気を循環させ、新鮮な空気をISSに取り込むとのことだ。ドッキング後、スペースシャトルISSとは自由に行き来ができるといい、古川氏とともにソユーズに乗り込むマイケルフォッサム宇宙飛行士は「スペースシャトルにもぜひ入りたい」と目を輝かせていた。

 米国航空宇宙局(NASA)は日本時間2011年3月22日午前3時より、ジョンソン宇宙センターにおいて、ソユーズに乗り込む古川氏、フォッサム氏、セルゲイ・ヴォルコム氏の記者会見を予定している。また、JAXAでも同午前8時より、古川氏の記者会見を行う。いずれもニコニコ動画生放送される予定だ。

永井美智子

【関連記事】
「がんばれ、日本」 ソユーズ搭乗予定の古川宇宙飛行士がエールを送る
「茨城も被災地」 元日本代表・鹿島アントラーズの小笠原選手ら訴え
「ニコニコ静画」地震被災地支援画像2400枚突破 『ドラゴンボール』鳥山明先生のイラストも届く