牡馬の壁は厚いのか、勝てば38年ぶりの牝馬優勝となった圧倒的人気のグランアレグリアは、まさかの3着敗退と人気に応えることは出来なかった。直線入り口で勝ったアドマイヤマーズに早めに並びかけられ厳しいプレッシャーを浴びると、そこから盛り返すことなく3着で入線。止まったわけでもなかったが、G1級のメンバーで楽に突き放せるほど甘くはなかった。

3着 グランアレグリア
ルメール騎手
「このレベルでの併せ馬の経験がなくこれまでと反応が違いました。彼女のバランス悪くなって内ラチにもたれました。経験の差だと思います。レースはスムーズでリラックスして息が入りましたが、反応がそんなに早くなかったです」

レース結果、詳細は下記の通り。

16日、阪神競馬場で行われた11R・朝日杯フューチュリティステークス(G1・2歳オープン・芝1600m)で2番人気、M.デムーロ騎乗、アドマイヤマーズ(牡2・栗東・友道康夫)が快勝した。2馬身差の2着にクリノガウディー(牡2・栗東・藤沢則雄)、3着に1番人気のグランアレグリア(牝2・美浦・藤沢和雄)が入った。勝ちタイムは1:33.9(良)。

デムーロ渾身の騎乗でグランアレグリアを競り落とす

【朝日杯FS】ルメール「これまでと反応が…」グランアレグリア3着敗退

デムーロ渾身の騎乗がアドマイヤマーズを勝利に導いた。好スタートをきったアドマイヤマーズは、番手をとったグランアレグリアを見るようにピタッとマークし、3番手の位置で競馬を進めた。隊列に大きな動きがないまま勝負どころを迎えると、勢いをつけてグランアレグリアプレッシャーをかけるように一気に並びかけ、直線の攻防へ。早々と先頭に立ったアドマイヤマーズは圧倒的人気のグランアレグリアを相手にせずそのまま押し切ってゴール。同馬は無傷の4連勝を決めた。

アドマイヤマーズ 4戦4勝
(牡2・栗東・友道康夫)
父:ダイワメジャー
母:ヴィアメディ
母父:Medicean
馬主:近藤利一
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 アドマイヤマーズ
2着 クリノガウディー
3着 グランアレグリア
4着 ファンタジスト
5着 ディープダイバー
6着 エメラファイト
7着 アスターペガサス
8着 ヒラソール
9着 イッツクール
10着 マイネルサーパス
11着 コパノマーティン
12着 ドゴール
13着 ケイデンスコール
14着 ソルトイブキ
15着 ニホンピロヘンソン

※主催者発表のものと照らし合わせください