ナポリは16日、セリエA第16節でカリアリとのアウェイ戦に臨み、1-0で辛勝した。

▽前節フロジノーネ戦を主力を温存して大勝した2位ナポリ(勝ち点35)は、4日前の決勝トーナメント進出の懸かっていたチャンピオンズリーグリバプール戦を0-1と敗戦。首位から3位に転落し、痛恨のグループステージ敗退に終わってしまった。心身共にダメージを受けた中、リバプール戦のスタメンから6選手を変更。インシーニェやメルテンス、ハムシクら主力がベンチスタートとなった。

▽前節ローマ相手に9人となりながらも引き分けに持ち込んだ13位カリアリ(勝ち点17)に対し、フラットな[4-4-2]を継続したナポリは2トップにミリクとファビアン・ルイス、右サイドにウナス、左にジエリンスキと並べた。そのナポリが立ち上がりからボールを保持して押し込むと、8分にウナスが右サイドからのカットインシュートでオンターゲットを記録した。

▽一方的な展開としていたナポリだったが11分、ミスパスからピンチを迎え、ボックス右への侵入を許したファラーゴにシュートを打たれたが、GKオスピナがセーブした。

▽その後もナポリが押し込む展開としたが、主力不在によって連動性を欠き、シュートに持ち込むには至らない。結局、ウナスの単騎突破以外に攻め手のなかったナポリはゴールレスで前半を終えた。

▽後半開始早々、ファビアン・ルイスに2度決定機が訪れたナポリが攻勢をかけると、50分にはジエリンスキのダイレクトヒールパスを受けたボックス左のミリクがシュート。決定的だったが、枠の左に外れてしまった。

▽その後も圧倒したナポリだったが、スコアを動かせなかったことで62分にA・ディアワラに代えてメルテンスを投入。ファビアン・ルイスが左サイドに回り、ジエリンスキが中盤センターに入った。

▽そのナポリは63分にミリクがGKを強襲するシュートを浴びせると、68分にはミリクのヘディングシュートがバーを直撃。あと一歩でゴールが決まらないナポリは71分にウナスに代えてインシーニェを投入した。

▽さらに80分、マルキュイに代えてカジェホンを投入し、攻撃の枚数を増やしたナポリは、追加タイム1分に劇的なゴールを挙げる。ゴール正面やや右、約25mの位置で得たFKをミリクが直接狙うと、鋭いシュートがゴール右に決まった。

▽これが決勝点となってナポリが劇的勝利。ユベントスを8ポイント差で追走している。

サムネイル画像