深川麻衣が、2019年1月スタートのドラマ25「日本ボロ宿紀行」(毎週金曜夜0:52-1:23、テレビ東京ほか)で主演を務めることが明らかになった。
本作は、父が急死したことにより芸能事務所を引き継ぐことになった主人公が、父の影響で幼い頃から好きな“ボロ宿”を、48歳の“一発屋”ポップス歌手と一緒に営業で巡る姿を描く。
主人公・篠宮春子を演じる深川麻衣は、乃木坂46を卒業後、映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(2018年)で映画初出演にして「第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞」を受賞。本作が地上波連続ドラマ初主演となる。
そして、春子と一緒に一発逆転を狙う、忘れ去られた“一発屋”ポップス歌手・桜庭龍二を高橋和也が演じることも発表された。
監督は、ドラマ「100万円の女たち」(2017年、テレビ東京)をはじめ、多くの話題作で注目を集める若手監督・藤井道人の他、MVやCMの世界で彩り豊かな作品を生み出す新進気鋭の監督陣が集結する。
■ 深川麻衣のコメント
私が演じさせていただくマネジャーの春子と、高橋和也さん演じる売れない歌手の桜庭龍二が、2人で実在するいろいろな宿を回って旅をするというロードムービーのようなドラマになっています。
とてもジーンとくるような場面やほっこりする場面もありますので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。
■ 高橋和也のコメント
このドラマの見どころは、何といっても日本全国に実在する“ボロ宿”と言っては失礼なんですが、非常に年季の入った古い宿を訪ねて歩いていくその旅の中にあると思います。
宿の味わい深さだったり、深川さん演じる春子との心の交流みたいなものを楽しんでいただけたらと思っています。
■ 原案者・上明戸聡のコメント
まだ若い頃から、なぜか古い宿が持つ独特の個性や風情、再開発などで消えていってしまうという郷愁に引かれ、多くの宿を訪ねてきました。
あまり人には理解されにくい偏屈な趣味だと自認していましたが、ドラマとなって古い宿が持つ新しい魅力を発掘し、発信していただけることに大変感謝しています。
■ 渡邊愛美プロデューサーのコメント
2020年、東京オリンピック開催に向け急速に変わりゆく日本の景色。
はっぴいえんどが、名曲「風をあつめて」に1964年開催の東京オリンピック以前の街の空気を残したように、テレビ東京は「日本ボロ宿紀行」で、失われゆく日本の風景を皆さんにお届けします。
多くの宿泊客に愛された“ボロ宿”と、かつて大ヒットを飛ばした一発屋の歌手、そして大好きな歌とともに亡き父の思いを継ごうと決意した新米マネジャー。新進気鋭の監督陣が彩り豊かに映し出す、決して輝かしくはないけれどいとおしい、そんな“廃れの美学”をぜひ画面を通して体感してください。
■ 吉見健士プロデューサーのコメント
「孤独のグルメ」(テレビ東京系)、「昼のセント酒」(2016年、テレビ東京)ときて、「日本ボロ宿紀行」とくれば、なんか悲壮感がプンプン漂ってきますね(笑)。
自分の性分なのか、結果“そっち”の方に偏る企画を今回もテレビ東京さんにやらせていただきました。
僕の知り合いの局員の方が、2人旅をして、写メで送って来た宿が、あまりにも“変態的”で面白かったので、この2人の貧乏旅行をそのまま企画書にしました。
深川さん、高橋さんの最強コンビが、“ボロ宿”を巡り廃れ感満載のロードムービーをお届けします。お楽しみに。
■ あらすじ
篠宮春子(深川麻衣)は、父が急死したことにより、芸能事務所・スプリングロールを引き継ぐことに。しかし、所属タレントたちはほとんど辞めてしまい、事務所に残ったのは、48歳の“一発屋”ポップス歌手・桜庭龍二(高橋和也)だけだった。
2人は、かつで大ヒットしたものの大量に売れ残ったCDを売り切るため、地方の“ボロ宿”で営業を行う。(ザテレビジョン)
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